高橋 丈博 [ TAKAHASHI Takehiro ]
大学院所属研究科 工学研究科 情報・デザイン工学専攻 職名 教授
担当科目




学 歴
年月 学歴 学位
論文
1985年3月東京農工大学 工学部 電子工学科 卒業工学士
パルス伝送に関する研究
1985年4月東京農工大学大学院 工学研究科 修士課程 入学 
 
1987年3月東京農工大学大学院 工学研究科 修士課程 修了工学修士
環境電磁工学に関する研究ー電波暗室におけるサイトアテニュエーションー
1994年12月東京農工大学大学院 工学研究科 論文博士博士(工学)
電磁ノイズを考慮したプリント配線設計に関する研究

職 歴
年月 職歴
1987年4月キヤノン(株) 入社
1988年4月拓殖大学 工学部 助手
1997年4月拓殖大学 工学部 助教授
1998年9月東京都立大学 工学部 非常勤講師 ~2011(現首都大学東京 都市環境学部)
2006年4月拓殖大学 工学部 教授 現在に至る
2011年8月米国クレムソン大学 客員研究員 ~2012/8
2017年4月工学部長・工学研究科委員長 ~2023/3

研究業績
研究分野活動
研究分野:「プリント配線板における電磁ノイズ設計に関する研究」
 電子機器が動作すると,必ず電磁ノイズ発生し,また他の電磁ノイズとの干渉により,動作上の様々な問題を引き起こす.これらは,種々の規制などの対象になっていたり,装置の品質を左右する要件となっており,これをコントロールする技術や設計手法の確立が望まれている.我々はこのようにな課題に対し,(1)実験的な現象の把握と解析,(2)有効な低減手段の開発,(3)有効な設計手法の開発,といった点から研究を進めている.
 最近は特に,電子機器の耐ノイズ性を意味するイミュニティについて,そのメカニズムや有効な対策についての研究を行っている.
 さらに,ノイズ技術教育を目的としたWEBベースのツールの開発も行っている.
研究課題
 電子機器に外部から電磁ノイズを印加すると誤動作を生じるが,印加したノイズがどのような経路や結合によって回路に侵入し,誤動作を引き起こすかといったプロセスには,まだ未知の部分が多い.このメカニズムを解明することにより,様々な設計や対策を行うことができる.このメカニズムの解明には,印加したノイズの経路を推定できるような計測装置や手法の開発が必要になる.現在,この計測装置の開発及び,プロセス解明を行っている.
 さらに,このような技術をベースに,有効な対策技術や設計技術の開発を行う.これには,計算機による電磁ノイズシミュレーション技術が有効で,計算と実験との比較を行いながら,技術の有効性を確かめてゆく.
研究助成等
年月 区分 課題番号・名称・題目・機関名等
1997年4月科学研究費補助金【~1998年】奨励研究A「放射源に依存した近傍電磁ノイズの遠方への影響の解析」 代表
1998年4月科学研究費補助金【~2000年】基盤研究C「EMCルールを組み込んだ電気・電子機器の設計支援システムの開発」分担
2004年4月科学研究費補助金【~2007年】基板研究C「ユビキタス機器のEMC性能評価システムの開発」分担
2010年4月科学研究費補助金【~2012年】基盤研究C「抵抗性素子によるプリント基板の放射ノイズ低減に関する研究」 代表
1998年4月学内【~1999年】理工学研究所助成 「プリント基板における電磁界測定の研究」 分担
2005年4月学内【~2006】理工学研究所助成 「二足歩行ロボットの耐ノイズ特性の検討」
2008年4月学内【~2009】理工学研究所助成 「電磁ノイズイミュニティ試験における測定不確かさの研究」
2015年4月学内【~2016】理工学研究所助成 「センサネットワークによる圃場のモニタリングシステムに関する研究」
資格・特許等
年月 名称
1986年 1種情報処理技術者
1989年11月1種デジタル工事担任者
1990年4月1種アナログ工事担任者
2006年3月アナログ・デジタル総合種工事担任者
2015年11月電気主任技術者(第三種)
2016年10月第二種電気工事士
2018年1月第一種電気工事士(試験合格)

著書・学術論文等
種類 発行又は発表の年月 著書、学術論文、作品等の名称 発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 該当頁
概要
著書(共著)1999年6月環境電磁ノイズハンドブック朝倉書店446-449
 
著書(共著)2000年7月エレクトロニクス実装大事典工業調査会71-78
 
著書(共著)2002年4月プリント配線板のEMC設計(翻訳)ミマツコーポレーション309-364
 
著書(共著)2004年8月EMC設計技術-基礎編-エレクトロニクス実装学会44-61
 
著書(共著)2006年1月EMI/EMCのための数値計算モデリング技術(翻訳,監訳)ミマツコーポレーション11-25
 
著書(共著)2006年5月プリント回路技術便覧日刊工業新聞社 
 
著書(共著)2012年11月EMC概論演習科学技術出版38-88,300-325p
 
著書(共著)2013年4月ノイズ耐性試験・設計ハンドブック科学技術出版154-157,210-214
 
著書(共著)2013年5月EMC工学-実践ノイズ低減法-東京電機大学出版局552-621
 
学術論文(共著)1995年10月抵抗付きデカップリングキャパシタによるノイズ低減電気学会論文誌C 
 
学術論文(共著)1997年1月プリント配線板における電磁ノイズを考慮した設計支援システムの開発-反射ノイズによる部品配置-電子情報通信学会論文誌B 
 
学術論文(共著)1997年2月Development of EMC Constraint PCB Design Tool -Placement and Routing Support Tool-Proc. of Int'l Symp. EMC (Zurich) 
 
学術論文(共著)1997年2月クロストークノイズを低減するための配線支援ツールの開発電子情報通信学会論文誌B 
 
学術論文(共著)1999年4月プリント配線板における非等長平行配線のクロストーク解析電子情報通信学会論文誌B653-660
 
学術論文(共著)1999年5月Application of Fuzzy Logic in EMC Constraint PCB DesignProc. of Int’l Symp. on EMC (Tokyo),20A106572-575
 
学術論文(共著)1999年5月EMC Constraint PCB Design Support Tool –Assistance for Power Ground Trace Wiring-Proc. of Int’l Symp. on EMC (Tokyo),20A104564-567
 
学術論文(共著)1999年5月On the Radiation from non equilength Paired CableProc. of Int'l Symp. EMC (Tokyo)389-392
 
学術論文(共著)1999年8月Study on the Electromagnetic Radiation from IC and PCBProc. of URSI '99 (Tronto)33
 
学術論文(共著)2001年2月Automatic Printed Circuit Board Component Placement with EMC ConsiderationProc. of EMC Zurich Symposium,107P6573-578
 
学術論文(共著)2002年9月A Hybrid Force Directed Self-Organizing Neural Network Approach to Automatic Printed Circuit Board Component Placement with EMC Consideration電子情報通信学会英文誌B1797-1805
 
学術論文(共著)2004年5月Development of the New Characteristic Impedance Measurement Method using the Sinusoidal Wave TDRProc. of EMC'04 Sendai669-672
 
学術論文(共著)2004年5月Receiving Characteristics of the Electromagnetic Interference on DC Power Supply Line with Inverter Gate LoadProc. of EMC'04 Sendai877-880
 
学術論文(共著)2005年2月Development of the Standard Models for EMC SimulationProc. of ECWC10S05-3-1 - 4
 
学術論文(共著)2005年7月Measurement of Communication Performance Degradation by Electromagnetic Interference on Ubiquitous EquipmentICEMC’05 
 
学術論文(共著)2006年5月Evaluation Method of Electromagnetic Disrutbance and Interference on Ubiquitous EquipmentProc. of PPEMC'0632-33
 
学術論文(共著)2006年10月磁性体シートを貼った線路の諸特性の測定拓殖大学理工学研究報告71-72
 
学術論文(共著)2007年1月動作状態に依存したICのノイズ感受性特性の検討エレクトロニクス実装学会誌73-79
 
学術論文(共著)2007年6月A Study on Performance Degradation of Digital Electronic Equipment under Electromagnetic Disturbance電子情報通信学会 英文誌B1338-1343
 
学術論文(共著)2007年7月Evaluation of Falling Time Restriction of ESD Immunity Test Current WaveformProc. of IEEE Symp. EMC 
 
学術論文(共著)2008年5月A Study on Noise Reduction Effect Using the Decoupling Capacitor with Resistor on Power Distribution LineProc. of APEMC'08 (Singapole)878-881
 
学術論文(共著)2008年5月A Study on Noise Reduction Effect Using the Decoupling Capacitor with Resistor on Power Distribution LineProc. of PPEMC'08 (Tokyo)13-14
 
学術論文(共著)2008年5月Electromagnetic Interference from Printed Circuit Boards Connected by Flexible Printed Circuit BoardProc. of APEMC'08 (Singapole)666-669
 
学術論文(共著)2008年5月Electromagnetic Interference from Printed Circuit Boards Connected by Flexible Printed Circuit BoardProc. of PPEMC'08 (Tokyo)1-2
 
学術論文(共著)2008年5月Study on Measurement Uncertainty in Immunity Testing: IEC61000-4-6Proc. of APEMC'08 (Singapole)610-613
 
学術論文(共著)2009年7月Radiation Noise Reduction Effect using Capacitor with Resistor on Double-Layer BoardProc. of EMC'09/Kyoto89-92
 
学術論文(共著)2012年9月ツイストペア線のディファレンシャルモード伝送特性の検討Proc. of MES2012213-216
 
学術論文(共著)2012年9月プリント基板の平板間共振を抑制する抵抗値の検討Proc. of MES2012221-224
 
学術論文(共著)2014年5月Estimation of Common Mode Current on Coaxial Cable with Twisted Wire PairProc. of EMC'14/Tokyo553-556
 
学術論文(共著)2017年5月Planning the Circular Motion of a Mobile Robot by Using Complex-Valued Neural NetworkProc. of 2017 International Conference on Artificial Informatics730-736
 
学術論文(共著)2018年3月センサネットワークによる圃場のモニタリングシステムに関する研究理工学研究報告3-6
 
学術論文(共著)2019年5月ドリップ灌漑およびドリップ・ファーティゲイションを用いたスイートコーン栽培における増収効果および多本取り農作業研究, Vol.54, No.3151~161
露地栽培においてドリップを使用し、水分および肥料を与えることによって、スイートコーンの収穫本数の増加に効果があることを、収穫乾燥重量で比較して明らかにした。
学術論文(共著)2020年12月ドリップ・ファーティゲイションによる窒素肥料の違いがスイートコーンの収量に及ぼす影響農作業研究, Vol.55, No.4221~230
露地栽培においてドリップを使用し、水分および肥料を与えることによって、スイートコーンの収量の増加に効果があることを示した。特に、窒素肥料の違いに対して影響があることがわかった。
学術論文(共著)2021年3月ドリップ施肥および養蜂のIoTシステムを利用したモニタリング理工学研究報告, Vol.18, No.115〜20
国際学部農場において、IoTシステムを利用して、農作物栽培を行う際に、温度や湿度、土中水分量などをモニタするシステムの構築、および養蜂において蜂箱の周囲や内部の様子をモニタするシステムの構築を行い、生産性の向上に寄与した。
その他(単著)2001年9月ノイズ対策技術の評価と計測電気学会技術報告30-36
 
その他(単著)2002年6月EMCと共振EMCフォーラム1-8
 
その他(単著)2003年6月EMCの基礎EMCフォーラム1-8
 
その他(単著)2006年6月基板近傍でのEMCEMCフォーラム3-8
 
その他(単著)2006年6月実践役に立つEMCの基礎EMCフォーラム3-10
 
その他(単著)2009年7月電磁ノイズの基礎EMCフォーラム1-7
 
その他(共著)2000年11月EMCシミュレーション電子情報通信学会誌851-855
 
その他(共著)2001年10月拓殖大学工学部情報工学科における自走ロボットによる実験私情協ジャーナル 
 
その他(共著)2003年7月解説:EMCシミュレーションとモデリング電気学会論文誌C1192-1195
 
その他(共著)2006年9月高周波回路の信号信頼性とノイズ対策技術の調査報告電気学会 電子回路研究会1-4
 

学外活動業績
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動
2006年8月~2015年9月IEC SC77B国内委員会WG 主査
2008年~2011年 電子回路基板技術振興財団 選考委員会 委員
2015年10月~2017年9月IEC SC77B国内委員会 委員長
2017年9月~  IEC SC77B国内委員会 委員
学会・学術団体等の活動
期間 区分 学会・団体名、役職名等
1994年4月~  学術団体等エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会 委員
1994年4月~2006年3月学術団体等エレクトロニクス実装学会 大会運営委員会 委員
1996年12月~2023年3月学術団体等エレクトロニクス実装学会 EMCモデリング研究会 幹事
1997年4月~2004年3月学術団体等エレクトロニクス実装学会 電磁特性研究会 主査
2000年4月~  学術団体等電子情報通信学会 論文誌査読委員
2000年4月~2003年3月学術団体等電気学会 実装を考慮した電子回路のノイズ対策技術調査専門委員会 幹事
2002年9月~2003年8月学術団体等ECWC9 国内委員会 委員
2003年9月~2006年9月学術団体等電気学会 高周波回路の信号信頼性とノイズ対策技術調査専門委員会 幹事
2004年9月~2005年8月学術団体等ECWC10 国内委員会 委員
2005年4月~2007年3月学術団体等エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会 委員長
2006年10月~2009年9月学術団体等電気学会 電子回路の低ノイズ設計技術調査専門委員会 幹事
2007年4月~2010年3月学術団体等EMC09/Kyoto 運営委員会 広報小委員長
2008年1月~2010年12月学術団体等電気学会 電気電子機器のノイズイミュニティ調査専門委員会 委員
2008年4月~2009年3月学術団体等エレクトロニクス実装学会 学術講演大会論文委員長
2009年4月~2010年3月学術団体等エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会 副委員長
2012年10月~2013年5月学術団体等エレクトロニクス実装学会 学術講演大会 実行副委員長
2013年5月~2014年5月学術団体等エレクトロニクス実装学会 学術講演大会 実行委員長
1997年5月~  受賞プリント回路学会 研究奨励賞
2018年5月~2019年5月学術団体等エレクトロニクス実装学会 春季講演大会 実行委員長
2023年4月~  学術団体等エレクトロニクス実装学会 EMCモデリング研究会 主査

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