新田目 夏実 [ ARATAME Natsumi ]
大学院所属研究科 国際協力学研究科 国際開発専攻 職名 教授
担当科目



学内役職・課外活動担当クラブ等
TVT顧問

自己紹介・学生へのメッセージ
 私の専門は社会学、なかでも人口学、都市社会学とアジア地域社会研究です。学部時代には人類学専攻だったため、社会学的計量分析と同時に、人類学的質的分析の重要性も理解しています。現在フィリピンの社会問題の研究と八王子の多文化共生問題に関し、研究のかたわら、実際の活動に参加しています。国内外におけるボランティア活動と海外留学、海外インターンシップを応援しています。


学 歴
年月 学歴 学位
論文
1976年3月国際基督教大学 教養学部 卒業 教養学士 
 
1980年4月筑波大学大学院 修士課程 地域研究研究科 東南アジアコース 入学 
 
1983年3月筑波大学大学院 修士課程 地域研究研究科 東南アジアコース 卒業 国際学修士 
 
1987年9月シカゴ大学大学院 博士課程 社会科学部 社会学科 入学 
 
1994年12月シカゴ大学大学院 博士課程 社会科学部 社会学科 卒業、Ph.D 
 

職 歴
年月 職歴
1983年4月(株)ジェイ・シイ・ピイ 計画部 (~1987年4月)
1994年8月ルイジアナ州立大学 社会学科 ポスト・ドクター(~1997年8月)
1997年9月国際基督教大学 教養学部 社会科学科 助手(~1997年12月)
1997年12月国際基督教大学 教養学部 非常勤講師及び同大学社会科学研究所研究員(~1998年3月)
1998年4月四国学院大学 社会学部 応用社会学科 助教授
1999年4月四国学院大学 社会学部 応用社会学科 教授
2002年4月拓殖大学 国際開発学部 非常勤講師
2002年4月国際基督教大学 教養学部 非常勤講師(~2010年3月)
2004年4月拓殖大学 国際学部 教授 現在に至る
2009年4月立教大学社会学部 非常勤講師

研究業績
研究分野活動
 現在、主に先進国と発展途上国における人口問題と都市問題および移民問題について研究している。発展途上国については、都市の失業、不完全就業、住宅問題、貧困問題、保健衛生問題等について研究を続けている。近年グローバル化時代となり問題となっているのが国際人口移動と移民問題であるので、その関連で、海外の日本人社会の聞き取り調査と、日本の多文化共生問題についての研究も進めている。以上に加え、日本及び海外における災害復興とボランティア活動についての研究も継続中である。
研究課題
現在以下の課題について並行して研究を進めている。
1. 途上国における地域開発と保健衛生問題 (2021年度論文執筆予定)
2. 国内外の移民社会・移民政策(2021年度 資料収集予定)
3. 海外の日本人社会(2020年度論文執筆・公刊予定)
4. 日本の多文化共生問題(2021年度 資料収集予定)
5. アクティブラーニングの実践と教育効果に関する研究(2021年度 資料収集予定)
研究助成等
年月 区分 課題番号・名称・題目・機関名等
1998年学外「家庭経済学に関する学術振興助成」生命保険文化センター
資格・特許等
年月 名称
   

著書・学術論文等
種類 発行又は発表の年月 著書、学術論文、作品等の名称 発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 該当頁
概要
著書(単著)1994年12月Occupational Mobility of Ilocano Migrants in Metro Manila, PhilippinesUMI(シカゴ大学、博士論文)。 
 
著書(共著)1990年5月「フィリピンのスラム―社会変動の可能性を秘めたスラムの一事例」『現代アジアのスラム-発展途上国都市の研究-』明石書店125~182
 
著書(共著)2000年7月「人口爆発と過剰都市化」『国際開発学II』所収東洋経済新報社111~135
 
著書(共著)2006年7月「アジアの高齢化と日本の地域福祉」『開発途上国の高齢化を見据えて~新しい支援・協力への視座~』独立行政法人国際協力機構国際協力総合研修所76~98, 115~120
 
著書(共著)2006年10月「アジアの都市化の新局面」『グローバル化とアジア社会』所収東信堂99~142
 
著書(共著)2010年9月「東南アジア-発展の中の人口問題-出生、死亡、都市化」『世界主要国・地域の人口問題』所収原書房79-103
 
著書(共著)2012年4月「人口学教育とJGSS」『ミクロデータの計量人口学』原書房203-233
 
著書(共著)2013年7月「宗教と国内人口移動・人口分布」『世界の宗教と人口』所収原書房 
 
著書(共著)2015年5月「フィリピンの移民政策」『市民が提案するこれからの移民政策-NPO法人APFSの活動と世界の動向から』現代人文社176-186
 
著書(共著)2021年3月「フィリピンの日本人・日系人社会―歴史的変遷と今後の展望―」『グローバル化時代の海外日本人社会』所収御茶の水書房169-195
 
学術論文(単著)1998年7月"Net-Interregional Migration In the Philippines: 1975-80"『論集』第97号、四国学院大学121~145
 
学術論文(単著)1998年10月"Migration and Job Search: Ilocano Migrants in Manila, Philippines"『社会科学ジャーナル』第39号、国際基督教大学81~103
 
学術論文(単著)2000年7月「フィリピン、マニラにおける女子移動者の初職獲得過程について」『論集』第102号、四国学院大学79~106
 
学術論文(単著)2000年10月「結婚・夫婦満足度の規定要因-特に妻の就業状態の影響をめぐって-」『家計経済研究』第48号、家計経済研究所54~62
 
学術論文(単著)2001年3月「高齢者と家族―高齢者支援ネットワークの日米比較」『社会学研究科紀要』第1号、四国学院大学21~37
 
学術論文(単著)2002年3月「夫婦関係の安定性について-家族経済学の可能性と限界-」『社会学研究科紀要』第2号、四国学院大学9~30.
 
学術論文(単著)2006年4月「アジアの高齢化と日本の地域福祉」『アジア研究』第52巻2号79~94
 
学術論文(単著)2007年3月「高齢化と日本型地域福祉の展開-『アジア型地域福祉モデル』の可能性-」『国際開発学研究』第6巻2号51-67
 
学術論文(単著)2008年9月「地域福祉と都市社会学」『日本都市社会学会年報』261-4
 
学術論文(単著)2010年9月「アジア都市の現在―グローバル化と都市経済、コミュニティ、文化の変容」『日本都市社会学会年報』 2853-63
 
学術論文(単著)2012年9月「インドネシアの高齢者福祉-ジョクジャカルタ特別州タンキル村調査―」『国際開発学研究』第12巻1号17-32
 
学術論文(単著)2014年3月「災害復興とNPO-海外の災害復興と日本のNPOの貢献―」『国際開発学研究』第13巻2号1-20
 
学術論文(単著)2015年10月「アジア途上国の産業化と空間構造の変容-フィリピンの事例から」『人文・自然・人間科学研究』第34号1~15
 
学術論文(単著)2016年3月「海外の災害復興の実態とNPO-レイテ島トローサ町における住民調査報告-」『国際開発学研究』第15巻2号1-13
 
学術論文(単著)2017年2月「フィリピン人講師によるオンライン英語教育の可能性について-動機づけ研究との関連で-」「語学研究」第135号29-64
 
学術論文(単著)2017年3月「国際移民理論の整理と展望―フィリピンからの国際移民を事例として―」『国際開発学研究』第16巻第2号1-21
 
学術論文(単著)2019年3月「在日外国人の動向と展望: 国籍、在留資格と居住分布を中心として」『国際開発学研究』第18巻第2号1-22
 
学術論文(共著)1984年4月「マニラのスラム - 向上意欲の高いスラム住人 -」『アジア経済』第25卷第4号111~131
 
学術論文(共著)1998年8月"Migration and Race in Southern United States"Research in Rural Sociology and Development Vol. 7113~130
 
学術論文(共著)2014年9月「日本の少子化と子どもの効用」『国際開発学研究』第14巻1号3-17
 
学術論文(共著)2014年9月「高齢者福祉と介護保険-見直しに揺れる日本の地域福祉―」『国際開発学研究』第14巻1号19-34
 
学術論文 2018年9月「発途上国都市の研究― 比較都市社会学への招待 ―」『日本都市社会学会年報』36号17-38
 
その他(単著)2003年11月「人口でみる世界-各国人口の規模と構造」(書評)『人口学研究』160~161
 
その他(単著)2014年9月「マニラ都市底辺層―変容する労働と貧困」(書評)『日本都市社会学会年報』32号202-205
 
その他(共著)1997年 "Socioeconomic Database: Socioeconomic Baseline Study for the Gulf of Mexico"New Orleans: Minerals Management Service, Gulf of Mexico OCS Region, U.S. Department of the Interior 
 
その他(共著)1998年3月「家族構造の国際比較研究を目指して‐米国NSFHデータの利用を通して(第2次報告)‐」東京都立大学24~48
 
その他(共著)1999年3月「ミクロデータの活用による米国家族の分析-日米比較」東京都立大学93~107
 
その他(共著)2001年5月「公開個票データの活用による家族の国際比較の試み-「全国家庭動向調査」(日本) と「NSFH」(米国)-」東京都立大学33~51
 
その他(共著)2017年11月"Philippine-Japanese International Round table Conference on TESOL in ASIA– Connecting the Philippines and Japan through English Education" 『次世代研究』第1号 
 
その他 2018年9月「菱山光輔著『地域セキュリティの社会学:バリ島の近隣住民組織と多元的共同』」(書評)『日本都市社会学会年報』36号209-211
 

学外活動業績
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動
   
学会・学術団体等の活動
期間 区分 学会・団体名、役職名等
1981年4月~  学術団体等日本社会学会 会員
1981年4月~  学術団体等日本都市社会学会 会員
1989年4月~  学術団体等アメリカ社会学会 会員
1989年4月~  学術団体等アメリカ人口学会 会員
1997年4月~  学術団体等アジア政経学会 会員
1999年4月~  学術団体等日本家族社会学会 会員
1999年4月~  学術団体等日本人口社会学会 会員
2007年4月~  学術団体等日本都市社会学会 会員
2007年4月~2009年3月学術団体等日本都市社会学会 企画委員会委員
2011年4月~  学術団体等日本地域福祉学会
2012年4月~  学術団体等日本地域福祉学会
2016年~  学術団体等グローバル人材育成教育学会

SNS URL
▲ページの先頭へ