学内役職・課外活動担当クラブ等  |
拓殖大学・愛好会顧問(2015年度~)
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自己紹介・学生へのメッセージ  |
★紛争や安全保障の性格や形態は変化するとの前提に立ち、過去や現在の紛争・安全保障を考えています。現代における意思強要手段としては軍事的要素に対して非軍事的要素(謀略、調略等)の比重が高まりつつあると見て、安全保障戦略を軍事・非軍事のハイブリッドなものとして考えています。
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☆ゼミについて:「日本の安全保障問題」を主たるテーマとして扱って来ましたが、個々の学生の研究は様々です。安全保障の学位を取得するにふさわしい学術スキルと知識を持ってもらう事に時間を割き、高い精度で日本語文章をあらわす研究を目指すとともに、政府やマスコミの受け売り的な情報評価に陥らない批判的・論理的思考を養ってもらうよう指導をしています。ゼミの目標は戦略的安全保障アナリストとしてふさわしい力をつけてもらう事です。
☆遠藤研究室には例えばこんな研究テーマを持つ人が合うかもしれません(例):
◎安全保障を外交より軍事面に比重を置いて考えたい(但し、軍事オタク的にでなく学術的に)。
◎近現代戦の分析と再評価
◎グレーゾーン脅威やノンキネティックな脅威
◎戦時対処やCBRNE対策などの国民保護
◎グローバリズムvs.国民国家の問題
◎安全保障脅威としてのデジタル全体主義
◎小国などのマイナーな紛争について研究してみたい
…等ですが、これでなければダメだという事ではありません。
これまでゼミ学生には多数の退役・現役自衛官ほか多くの社会人も迎えています。過去のゼミ学生の研究テーマ例は以下のものです:二次戦中の日本の民間防衛、間接侵略、戦前期の軍事法制、空軍の国際法規制、日本とNATO、ハイブリッド戦争、プロパガンダ論、ユーゴスラビア王国の国民国家性、日露戦争時の政軍関係…。
(*純然たる災害・感染症・ネット/テロ犯罪・環境など本来の安全保障論の範囲外分野は指導していません)
★学術的専門性を身に付ける事を目指すゼミです。社会の専門的研究への関心が無いのに、単にもう少し学生でいたいだけ、留学期間を延ばしたいだけ、何となく大学院に行きたいので安全保障でもやってみる、といった人はご遠慮下さい。
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☆大学院を志望する人へのアドバイス:
・大学院でどんな研究をしたいか考えて指導教授を探しましょう。但し、表面だけで考えず、教員のできるだけ新しい論文を読んだり、よくプロフィールを見たりして下さい。「安全保障」と言っても多様な分野がありますし、同じ分野でも、あなたが考えている事とその先生の立場が真逆な可能性もあります(例えば認知戦を研究していると言っても、対策推進派の人も居るし、対策に否定的な人もいます)。事前によく調べて下さい。
・研究科全体としても安全保障・国際関係の知見が高められるようになっているか。
・教員は、専門分野だけでなく、基本的な学術スキルからきちんと教えてくれそうか。
・大学の位置や周辺環境などが便利で快適に過ごせそうか。
以下の私のインタビュー記事も是非ご覧下さい。
<https://graduate.takushoku-u.ac.jp/perspective/cooperation-1/index.html>
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研究分野・課題  |
研究分野活動 |
・防衛庁防衛局防衛政策課主催勉強会・講演(2002年12月)「『準軍事状況』における軍と法執行機関」
・防衛省防衛研究所主催「平成29年度戦争史研究フォーラム」『非正規戦争の歴史的考察』発表者(2017年9月)
・ニューヨークタイムズ紙「A Pacifist Japan Starts to Embrace the Military」(2017.8.29)に関する取材へのコメント提供、他
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研究課題 |
〇専門領域:
・安全保障戦略論(軍事問題、非軍事的浸透・調略、等の謀略問題)
・紛争学(現代紛争・史的紛争の分析と再考証)
・危機管理論 (国民保護問題、感染対策等の過剰危機管理問題)
〇関心対象:
・「戦争、軍事、軍隊の意味・機能・体様」の時代ごとの意味とその変化
・現代の紛争形態についての議論(ノンキネティック戦、ハイブリッド戦等)
・非軍事的安全保障脅威問題(浸透、情報操作、畜群化、等)
・軍隊以外の機関(税関、防諜機関、PMC…)による安全保障
・国際情勢分析と日本国民の安全保障戦略
・危機管理の適度性(過剰危機管理の回避)
○専門に準ずる関心
*防災・防犯の考察・啓蒙
*地政学
*中世城郭・近代要塞の踏査(既訪城郭200カ所以上) |
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学外活動業績  |
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動 |
期間 |
機関名、役職名等 |
1999年5月~2000年2月 | 国際連合広報センター<UNIC>インターン(非常勤) | 2000年7月~2005年3月 | 米日財団 US-Japan Leadership Program フェロー | 2003年11月~2004年3月 | 文部科学省委託(社)日本原子力産業会議主催 核不拡散問題検討委員会ワーキンググループ メンバー | 2006年4月~2008年3月 | 防衛庁・陸上自衛隊北部方面隊委託 防衛モニター | 2009年4月~2010年3月 | 防衛省オピニオン・リーダー | 2017年9 月~ | 平成二九年 防衛庁防衛研究所 戦史研究国際フォーラム「非正規戦争の歴史的考察」報告者 | 2024年4月~ | 神奈川県大和市生涯学習センター「地政学の視点から見る世界」講師 | 2017年8月~ | ニューヨークタイムズ紙「A Pacifist Japan Starts to Embrace the Military」(2017.8.29)に関する取材へのコメント提供 | 2006年12月~ | 海上自衛隊幹部学校幹部高級課程学生、特別研究「中間検討会」コメンテーター | 2012年8月~ | 防衛研究所部内研究会・講演 | 2013年10月~ | 一般社団法人関西経済同友会安全保障委員会主催講演会 | 2002年12月~ | 防衛庁防衛局防衛政策課主催勉強会・講演「『準軍事状況』における軍と法執行機関」この時「グレイゾーン状況」という概念を提起したが、そののちに「グレイゾーン」概念を防衛省が採用したのは2010年、米軍のSOCOMが採用したのは2015年の事である。 | 2000年9月~ | British International Studies Association会員 | 1999年5月~ | 日本国際政治学会 一般会員 | 2022年4月~ | 戦略研究学会 正会員 | 2023年12月~ | 日本西洋史学会 一般会員 | 2024年8月~ | 地域安全学会 正会員 | 2019年5月~ | 日本城郭史学会 一般会員 | 2020年4月~ | 東欧史研究会 正会員 | 2002年9月~ | 警察政策学会 正会員 |
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学歴・職歴・研究業績等  |
外部リンク |
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