諸角 建 [ MOROZUMI Tatsuru ]
大学院所属研究科 工学研究科 情報・デザイン工学専攻 職名 教授
担当科目



学内役職・課外活動担当クラブ等
情報工学科長、卓球同好会部長

自己紹介・学生へのメッセージ
他人のコピーではなく、コピーしたいと思われるようなオリジナルに!
何事にも基礎が大事です。基礎をしっかり学んでください。普段の勉学や生活にも目的や目標を持って臨んでください。また、物事の本質を見極める目を養ってください。


学 歴
年月 学歴 学位
論文
1981年3月慶應義塾大学 工学部 電気工学科 卒業工学士
 
1981年4月慶應義塾大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 修士課程 入学 
 
1983年3月慶應義塾大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 修士課程 修了工学修士
 
1983年4月慶應義塾大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 博士課程 入学 
 
1986年3月慶應義塾大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 博士課程 修了工学博士
シングル・フォトン・エミッションCTのための減衰補正に関する研究

職 歴
年月 職歴
1986年4月拓殖大学 工学部開設準備室 採用
1987年4月拓殖大学 工学部 助手
1992年4月拓殖大学 工学部 助教授
2009年4月拓殖大学 工学部 教授

研究業績
研究分野活動
 研究分野は「画像を利用した各種計測技術の開発」であり、画像を利用してさまざまなものを計測する技術の開発に関するものである。
 移動物体を自動的に認識するアルゴリズムや、人の顔や標識、誘導サイン、特定外来生物などの対象物を画像の中から見つけ出すアルゴリズムの検討を行っている。移動物体を認識できれば、ある定められた空間を往き来する人や自転車、車などの数量の計測ができ、セキュリティシステムへの情報提供や監視業務などを自動化することも可能になる。また、特定対象物を画像の中から見つけ出すアルゴリズムについては、主に機械学習(Machine Learning)を用いてシステム構築の検討を行っている。人、動物、標識など、認識対象とする範囲も広く有用な情報を提供できるものと思われる。また、色の見え方の検討も行っている。
研究課題
 研究課題は「画像の特徴量を用いた認識システム」であり、画像を利用して特定の対象物を認識するアルゴリズムの検討およびシステムの構築の検討を行っている。認識の対象として、人の顔や特定外来生物、その他さまざまなものへの適用を検討している。認識の手法は、近年盛んに研究・利用されている機械学習を用いている。その際、学習の方法や、識別器の作成のために用意する正解画像と非正解画像の枚数や質の認識率への影響、画像内の特徴箇所の指定方法、識別能力向上に寄与する特徴量は何か、などについて検討している。また、機械学習用のプラットフォームは多数存在するので、それらについて認識の特徴や効率、認識率などについて検討している。また、色の見え方について、人間の色覚特性を考慮した配色や色の変換方法について検討している。
研究助成等
年月 区分 課題番号・名称・題目・機関名等
1994年科学研究費補助金奨励研究(A) 「画像処理手法を用いた水泳運動の解析」
1995年科学研究費補助金一般研究(C) 「画像処理手法を用いた水泳運動の解析」
1996年科学研究費補助金一般研究(C) 「画像処理手法を用いた水泳運動の解析」
2001年4月学外【~2002年3月】受託研究 「ゴルフおよびテニススウィングに関する2次元画像自動追尾動作解析プログラムの共同開発」 住友ゴム工業株式会社
2002年4月学外【~2003年3月】受託研究 「ゴルフおよびテニススウィングに関する2次元画像自動追尾動作解析プログラムの共同開発」 住友ゴム工業株式会社
2003年4月学外【~2004年5月】受託研究 「ゴルフおよびテニススウィングに関する2次元画像マーク有りの自動追尾動作解析プログラムの共同開発」 住友ゴム工業株式会社
1989年学内個人研究A 「磁界分布の映像化」
1998年学内共同研究 「視覚認識およびパターン解析のためのニューラルネットワークの基礎的研究」
2018年学外共同研究 「微小構造画像から立体構造を推定するための画像解析処理システムの開発」ミキ音響
資格・特許等
年月 名称
1982年6月資格:X線作業主任者
2005年5月特許:Automatic tracking method for golf swing、GB2400569、共同 UNITED KINGDOM
2008年5月特許:AUTOMATIC TRACKING METHOD FOR GOLF SWING、US 7,376,245 B2、共同 UNITED STATES
2009年3月特許:ゴルフスウィングの自動追尾方法、共同 日本
2009年5月特許:Automatic tracking method for golf swing、2004201605、共同 Australia

著書・学術論文等
種類 発行又は発表の年月 著書、学術論文、作品等の名称 発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 該当頁
概要
著書(単著)1988年2月エレクトロニクスライフ 特集「ICのノイズ対策」日本放送出版協会 
ICのノイズ対策についての執筆。
著書(共著)1988年1月図解エレクトロニクス用語事典日刊工業新聞社 
エレクトロニクス関連の用語辞典の執筆。
学術論文(単著)1989年 Reconstruction of Magnetic Flux Density as Vector Quantity by CT TechniqueIEEE Trans. on Instrum. Meas.,Vol.IM-38,No.2pp.415-420
 
学術論文(共著)1989年1月エミッションCTにおけるコリメータ開口補正電子情報通信学会165-171
エミッションCTのコリメータの開口補正法についての提案。
学術論文(共著)1989年11月CT手法による磁界の映像化 ベクトル量としての再構成電子情報通信学会1839-1847
電磁誘導現象とCTアルゴリズムを利用した磁場分布の3次元映像化法の提案。
学術論文(共著)1992年8月Estimation of Scatter Component in Energy Spectra Using a Neural NetworkJournal of Nuclear Medicine 
SPECTのためのニューラルネットワークを利用した散乱成分の推定。
学術論文(共著)1992年8月Stereo-Vision Observation of Flying Ball LocusProc. of the IEEE/RSJ、ICIRS378-383
ステレオビジョンを用いた、飛んでいるボールの軌跡追跡。
学術論文(共著)1994年3月投影と十字オペレータを用いた画像内線分情報の抽出拓殖大学理工学研究報告169-174
投影手法を利用した、画像内に存在する線分情報の抽出。
学術論文(共著)1995年3月放射雑音計測システムの開発電子情報通信学会 
電子基板から放射される雑音を計測するためのシステムの提案。
学術論文(共著)1999年3月積分方程式問題による逆問題解法ニューラルネットの検討拓殖大学理工学研究報告15-20
積分方程式問題をニューラルネットワークを利用して解法する手法の検討。
学術論文(共著)1999年9月運動解析のためのWindowsアプリケーションの開発情報処理学会309-310
人間の運動を解析するためのアプリケーションソフトの開発。
学術論文(共著)2000年3月剛体モデルを利用した注目点自動追跡法情報処理学会207-208
人体の接続モデルを用いた、注目点を追跡するアルゴリズムの提案。
学術論文(共著)2000年3月ニューラルネットワークの時系列予測問題への応用拓殖大学理工学研究報告7-12
ニューラルネットワークを時系列予測問題への応用することの提案。
学術論文(共著)2001年6月運動解析アプリケーションにおける注目点追跡アルゴリズム画像センシングシンポジウム375-378
注目点を追跡するアルゴリズムの提案。
学術論文(共著)2002年7月人体モデル適用によるモーションキャプチャ手法の提案画像センシングシンポジウム179-184
人体の接続モデルを用いた、モーションキャプチャ手法の提案。
学術論文(共著)2003年9月ニューラルネットワークを用いたピアノ音の楽音解析情報科学技術フォーラム2,201-212
ニューラルネットワークを用いてピアノの音を解析する手法の提案。
学術論文(共著)2003年9月空間軌跡を利用した文字認識の研究情報科学技術フォーラム3,45-46
3次元空間に書いた空中文字の認識。
学術論文(共著)2004年10月画像情報を利用した指文字の認識拓殖大学理工学研究報告51-60
画像を利用して指文字を認識する手法の提案。
学術論文(共著)2004年12月放送画像を用いた人体の観察点の動き抽出映像情報メディア学会 
放送画像程度の解像度画像を用いた人体の観察点の動きの抽出。
学術論文(共著)2005年6月運動画像と人体スティックモデルを用いた注目点抽出手法画像センシングシンポジウム281-284
人体の構造的な関係を用いた、運動画像中の注目点の抽出。
学術論文(共著)2005年10月剛体連結モデルと色情報を利用した注目点探索アルゴリズムの開発拓殖大学理工学研究報告47-54
身体の連結情報のモデル化と色情報を利用して注目点を探索するアルゴリズムの開発。
学術論文(共著)2007年3月情景画像中に存在する文字領域の抽出情報処理学会277-278
文字領域の境界情報を見つけ出す手法の提案。
学術論文(共著)2008年3月列車ダイヤグラムの自動作成プログラムの開発電子情報通信学会A-17
列車のダイヤグラムを自動的に作成するプログラムの開発。
学術論文(共著)2011年12月移動物体抽出のための差分法および影除去に関する研究第3回大学コンソーシアム八王子学生発表会 
背景差分法を用いるために必要となる背景の画像の作成と付随する影の除去。
学術論文(共著)2012年3月移動物体抽出のための差分法および影除去に関する研究電子情報通信学会D-12-87
背景差分法を用いるために必要となる背景の画像の作成と付随する影の除去。
学術論文(共著)2014年3月ウェーブレット変換を利用した画像量子化電子情報通信学会ISS-P-236
ウェーブレット変換を利用した画像の量子化と解像度の関係。
学術論文(共著)2015年3月Haar-like特徴量と局所特徴量を用いた顔認識率の向上電子情報通信学会D-12-25
Haar-like特徴量と局所特徴量を利用した顔認識率の向上。
学術論文(共著)2015年3月表情認識に用いる顔の特徴部位の変化量計測電子情報通信学会D-11-23
表情を抽出するための顔画像における特徴変化量の計測。
学術論文(共著)2019年3月仮想空間におけるアバターを利用したコミュニケーションの没入感への影響情報処理学会7ZJ-05
仮想空間(VR空間、VRチャット)での会話にアバターを利用した際、そのコミュニケーションに対してどのような影響があるのかについて検討
学術論文(共著)2020年3月任意視点からの指文字の認識電子情報通信学会ISS-P-036
特定の視点ではなく、任意の視点からとらえた画像から指文字を認識するため、機械学習を行った結果について検討。
学術論文(共著)2023年3月深層学習モデルを用いた視覚障害者誘導用ブロックのための画像認識システムの開発情報処理学会6R-08
視覚障害者誘導用ブロックを画像から認識して、ブロックの種類や位置等の情報を取得するシステムの開発を行った。誘導用ブロックの認識は、深層学習モデルを構築することにより実現した。
学術論文(共著)2023年3月畳み込みニューラルネットワークに基づいたゴミ分類ツールの認識精度の向上情報処理学会6R-09
ゴミの分別や出し方は非常に難しい面がある。そこで、畳み込みニューラルネットワークシステムに基づき提案されている既存のゴミ分類モデルの改良を行った。モデルの学習率などのパラメータの調整、チャネルおよび空間注意モジュールのモデルへの埋め込み、機能の強化等を実現した。
その他(単著)1998年8月学問は面白い「画像処理」読売新聞社26-27
大学受験雑誌への寄稿。

学外活動業績
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動
   
学会・学術団体等の活動
期間 区分 学会・団体名、役職名等
1980年9月~  学術団体等電子情報通信学会 会員
1983年4月~  学術団体等日本医用画像工学会 会員
1983年9月~  学術団体等日本核医学会 会員
1992年1月~  学術団体等情報処理学会 会員
1992年5月~  学術団体等日本デザイン学会 会員
1998年8月~  その他読売新聞社 学問は面白い
2000年5月~  その他日経産業新聞(朝刊) 「パソコンで動き解析 拓大が低価格システム」 報道
2000年6月~  その他学習研究社 パーゴルフ6/20号 「ゴルフスイングをパソコンで解析」 掲載
2000年9月~2000年11月その他フォーリンティヴィ インターネットTV 「運動解析システム」 配信
2005年11月~  その他角川書店 学問前線2006[理科系100分野の大学]学科・専攻ランキング 紹介記事
2011年6月~  その他河合塾 「東日本大震災」復興と学び 応援プロジェクト 寄稿

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