早川 栄一 [ HAYAKAWA Eiichi ]
大学院所属研究科 工学研究科 情報・デザイン工学専攻 職名 教授
担当科目




学 歴
年月 学歴 学位
論文
1989年3月東京農工大学 工学部 数理情報工学科 卒業 
 
1991年3月東京農工大学大学院 工学研究科 電子情報工学専攻 博士前期課程 修了 
 
1994年3月東京農工大学大学院 工学研究科 電子情報工学専攻 博士後期課程 単位取得退学 
 
1994年12月博士(工学)の学位を授与 
 

職 歴
年月 職歴
1994年4月東京農工大学 工学部 電子情報工学科 助手
1998年4月拓殖大学 工学部 情報工学科 助手
2000年4月拓殖大学 工学部 情報工学科 専任講師
2003年4月拓殖大学 工学部 情報工学科 助教授
2011年4月拓殖大学 工学部 情報工学科 教授

研究業績
研究分野活動
申請者が行っている研究分野は多く分けて,三つの分野から成り立っている.(1)オペレーティングシステムなどのシステムプログラミング,(2)計算機システム教育支援系,(3)環境をサポートするコンピューティング,である.(1)については,情報工学の中核分野の一つである,オペレーティングシステム(OS:計算機の基本的なソフトウェア)とそれをとりまくシステムプログラミングの分野を中心に研究活動を行っている.日本語を容易に扱える,独自のOSを行ってきた.最近は,これらの知見を元に,今後の産業の中で重要な役割を果たす組込みシステムについて,新しい構築法に関する研究および,教育環境の構築を主に行っている.
研究課題
これまでのOS開発の結果を活かし,その周辺分野への展開を考えている.今後の計算機環境の普及に伴って,より安全で拡張性の高いシステムの構築が望まれている.今後は現在開発をしている仮想計算機環境を中心としたシステム上で,より普及を目指した形での発展を考えている.また,OSだけではなく,OSの開発環境や,そのOS上で動作する応用プログラム,ミドルウェアを充実していく.また,前述の(2),(3)についても,OS上で動作する重要な応用事例として捉えており,相互にフィードバックをかけながら,研究を推進していく.
研究助成等
年月 区分 課題番号・名称・題目・機関名等
1997年科学研究費補助金【~2000年】「情報系工学科における研究・教育のためのシステムソフトウェア環境の開発」
1997年科学研究費補助金【~1998年】「オブジェクト指向モデルによるアプリケーション指向OSの構成法」
1999年科学研究費補助金【~2000年】「オブジェクト指向モデルによるオペレーティングシステムビルダの研究」
2007年科学研究費補助金【~2009年】「ロボット教材を用いた可視化による組込みシステム教育環境の開発と評価」
2010年科学研究費補助金【~2012年】「ロボット教材を用いた組込みシステム学習支援環境における教材開発システムの研究」
資格・特許等
年月 名称
   

著書・学術論文等
種類 発行又は発表の年月 著書、学術論文、作品等の名称 発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 該当頁
概要
学術論文(単著)2009年8月組込みシステムのプログラムインタフェース情報処理学会夏のプログラミングシンポジウム7-12
 
学術論文(共著)2003年6月Development of an OS Visualization System for Learning Systems ProgrammingHCI  International 20031116-1120
 
学術論文(共著)2005年7月Robot Based System Programming Learning Support EnvironmentHCI International 2005 
 
学術論文(共著)2006年1月ロボットを用いた組込みシステム学習支援環境の構築情報処理学会組込みシステム研究グループ合同研究会79-86
 
学術論文(共著)2006年2月システムソフトウェア教育支援環境「港」における教育用組込みOSの開発情報処理学会OS研究会99-104
 
学術論文(共著)2006年2月ロボットを用いた可視化によるOS学習支援システム情報処理学会コンピュータと教育研究会1-8
 
学術論文(共著)2006年9月拓殖大学工学部情報工学科におけるLEGO Mindstormsを用いた情報処理教育の実践例人工知能学会誌,Vol.21, No.5522-531
 
学術論文(共著)2007年8月工業高等学校におけるOS学習支援環境の実践と評価情報処理学会論文誌 Vol.48 No.82802-2813
 
学術論文(共著)2008年8月工業高校におけるロボットによる組込みシステム学習支援環境の実践と一考察情報処理学会・コンピュータと教育研究会,情報教育シンポジウム論文集47-54
 
学術論文(共著)2008年10月組込みシステム学習支援環境を対象とした仮想マシンマネージャの開発組込みシステムシンポジウム論文集,Vo.2008, No.9183-190
 
学術論文(共著)2009年7月Minato: Integrated Visualization Environment for Embedded Systems Learning,Lecture Notes in Computer Science325-333
 
学術論文(共著)2010年8月高等学校産業科における3学年同時のドリトルによるプログラミング実習情報教育シンポジウム2010 
 
学術論文(共著)2011年7月Visualization Framework for Computer System Learning,HCI International 201121-26
 
学術論文(共著)2012年8月Separated Linux Process Logging Mechanism for Embedded SystemsIEEE RTCSA2012411-414
 
学術論文(共著)2015年 “BlueSky: a Learning Support Framework for Network Based Embedded SystemsIEEE International Conference, ICT-ISPC,1-4
 
学術論文(共著)2015年10月分散組込みシステム向きWebベース開発環境情報処理学会組込みシステムシンポジウム2015論文集34 - 39
 
学術論文(共著)2016年5月ROS Extension of Blue-Sky Web based Development Environment for IoT2016 Fifth ICT International Student Project Conference(ICT-ISPC)27-28
 
学術論文(共著)2016年5月ROS Extension of Blue-Sky Web based Development Environment for IoTProcs of ICT-ISPC2016 10.1109/ICT-ISPC2016.7519232 
 
学術論文(共著)2017年3月IoT向きWebベース開発環境の開発電子情報通信学会341-351
 
学術論文(共著)2017年8月圧縮機能を備えた組込みシステム向き分離型Linuxプロセストレース機構情報処理学会論文誌1336-1347
 
学術論文(共著)2020年2月 アーチェリーにおける射形を一定に保つ補助機能の開発情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)pp.1-2
アーチェリーの練習では,的の中心に当たるような射ち方を探したり,自身の射ち方を体に覚えさせるために何本も射つ練習をしている.その練習の中で,射形を一定に保つ補助を行う機能を,スマートウォッチと RaspberryPi のカメラを用いて開発し,射形を崩さないよう補助を行うシステムの開発を行った.
学術論文(共著)2020年8月Archery Form Guidance System Using Acceleration Sensors and Foot Pressure SensorsHCI International 2020 - PostersDOI 978-3-030-50729-9_28, © 2020
Archery can improve its score by keeping the form constant. Therefore, the position where the center of gravity is arranged becomes important. It is also difficult for the center of gravity to be judged by human eyes and for players to always be conscious. The movement of the center of gravity can be estimated from the head movement and the foot pressure. This system uses an acceleration sensor and a foot pressure sensor to support the form. Since archery forms vary by skeleton, the system determines the optimal form for the individual from the accumulated data.
The center of gravity of the form is measured using the acceleration sensor and the foot pressure sensor, and the data, the moving image of the form, and the score are stored. The acceleration sensor is attached to the head and measures the acceleration on the x-axis, y-axis, and z-axis. The system obtains ideal shooting data from past shooting data and displays improvement methods based on the difference between the ideal and the current shooting data.
This system is aimed at players with a score of 500–600 points at 70 mW and the aim is to be able to exceed 600 points.
By performing repetitive exercises using this system, the relationship between the center of gravity and the score can be measured, which can help to stabilize the form.
学術論文(共著)2020年8月Flow-Based ROS2 Programming Environment for Control DroneHCI International 2020 - PostersDOI 978-3-030-50732-9_58, © 2020
This study describes a flow-based programming environment for drone programming. With the increasing demand for drones in recent years, end- users have also had the opportunities to program the operation of the drones. However, it is difficult for the end-user to read and program the source code, so the traditional text-based programming is inefficient. On the other hand, a framework for controlling drones such as Robot Operating System 2 (ROS2) has appeared, and libraries have been enriched. However, the API is compli- cated, and the programming cost still high.
In contrast, this system provides end-users with a flow-based programming interface using node-red. In the flow-based programming interface, functions abstracted by nodes, and programs can be created by connecting them with a line. This user interface allows the end-user to quickly create a program while visually confirming what he is doing. In drone programming, it is necessary to be able to easily switch between an actual drone and a simulator for an execution test. It was using a simulation environment that can operate the drone controlled on ROS2.
その他(共著)2006年9月拓殖大学工学部情報工学科におけるLEGO Mindstormsを用いた情報処理教育の実践例人工知能学会誌,Vol.21, No.5522-531
拓殖大学工学部情報工学科において,著者らは3年次の情報系実験として,2001年度よりLEGOMindStormsを用いた実験を行ってきた.また,同時のオープンキャパスの公開授業においてもMindStormsを用いてきた.本稿では,この実験の経験に基づき,授業設計および結果,考察について述べる.
その他(共著)2016年3月 センサプログラミングにおける機械学習支援システム情報処理学会研究報告組込みシステム(EMB)1 - 6
 
その他(共著)2016年3月分散組込みシステム向きWebベース開発環境Blue-SkyのROS拡張情報処理学会研究報告システム・アーキテクチャ(ARC)1-6
 
その他(共著)2016年3月動画を扱うデジタルサイネージのための管理検索システム情報処理学会第78回全国大会講演論文集71 - 72
 
その他(共著)2017年3月TurtleBot2を用いた自律移動可能なディジタルサイネージの開発情報処理学会第79回全国大会講演論文集109 - 110
 
その他(共著)2017年3月[口頭発表]水中ドローンの実験環境の開発情報処理学会第79回全国大会講演論文集85 - 86
 
その他(共著)2017年5月Raspberry Piを用いた小型クラウドシステム情報処理学会・研究報告組込みシステム(EMB)1 - 6
 
  2022年3月スマートバーベルの開発情報処理学会第84回全国大会1Y-02(3-127〜128)
 

学外活動業績
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動
2015年4月~2018年4月国分寺市情報公開・個人情報保護審議会委員 委員長
学会・学術団体等の活動
期間 区分 学会・団体名、役職名等
2002年~2006年4月学術団体等情報処理学会 オペレーティングシステムとシステムプログラミング研究会 連絡委員
2007年~  学術団体等情報処理学会 オペレーティングシステムとシステムプログラミング研究会 連絡委員
2010年~  学術団体等情報処理学会 組込みシステム研究会 幹事
2010年~  学術団体等情報処理学会 コンピュータと教育研究会 連絡委員
2014年~  学術団体等ITC IPSC 2016 Program Committee
2015年~2017年 学術団体等情報処理学会 組込みシステム工学特集号 論文誌編集委員長
   学術団体等 
2010年3月~  受賞情報処理学会 山下記念研究賞

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