研究分野・課題  |
研究分野活動 |
高精細画像符号化方式とその応用に関する研究
近年のコンピュータの高性能化,およびネットワーク技術の進歩によって,高精細ディジタル画像を大量に扱うことが容易となった.高精細ディジタル画像は,膨大なデータ量を持つが故に,その効率的な保存・通信のためには画像圧縮技術の利用が必須である.このような時代背景の中、2001年に標準化されたJPEG 2000は次世代の画像圧縮方式として、広い分野における普及が見込まれており,静止画像圧縮の代表的な国際標準規格として知られている.現在,JPEG 2000を用いて符号化された画像のセキュリティ技術および、画像検索技術の研究を行っている.
また,ISO/IEC JTC1 SC29 WG1のメンバーとして国内および国際会合に参加し,静止画像符号化方式の標準化に関わっている. |
研究課題 |
研究課題「JPEG 2000符号化画像の検索技術に関する研究」
本研究の目的は,次世代静止画像圧縮の国際標準規格であるJPEG 2000に関して,効果的な画像検索手法を開発し,その有効性を検討することにある.現在,検索に用いられる画像の特徴量は,そのほとんどが非符号化画像から計算される量であり,符号化画像には直接は適用できない.符号化画像の効率的な検索のためには,符号化画像のデータ列から直接計算可能な特徴量を用いることが望ましいと考えられているが,大量の類似画像から目的の画像を正確に同定するに十分な特徴量は未だ開発されていない.そこで本研究では,JPEG 2000符号化画像を高精度に検索可能にする特徴量の導出を行い,それを用いた検索システムの実装によって有効性を評価する. |
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学外活動業績  |
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動 |
期間 |
機関名、役職名等 |
2018年4月~ | ISO/IEC 15444-1:2016 AMD 1 (JPEG 2000 Part 1 AMD 1) co-editor | 2018年4月~ | ISO/IEC 15444-15 High Throughput JPEG 2000 (JPEG 2000 Part 15) project editor | 2018年7月~ | ISO/IEC 15444-1 JPEG 2000 Part 1 4th Edition project editor | 2020年4月~ | ISO/IEC 15444-5 JPEG 2000 Part 5 3rd Edition project editor | 2022年1月~2022年10月 | ISO/IEC 15444-2 JPEG 2000 Part 2 3rd Edition project editor | 2022年10月~2024年2月 | ISO/IEC 15444-4 JPEG 2000 Part 4 4th Edition project editor |
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学歴・職歴・研究業績等  |
外部リンク |
SNS URL  |
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