常光 康弘 [ TSUNEMITSU Yasuhiro ]
大学院所属研究科 工学研究科 機械・電子システム工学専攻 職名 准教授
担当科目



学内役職・課外活動担当クラブ等

自己紹介・学生へのメッセージ
こんにちは。常光康弘と申します。通信及びレーダー観測センサ等に人類が電波(≒電磁波の一領域)を利用し始めて約150年程度が経過しました。わたくしたちは、生活で便利に電波を利用しています。わたくしたちの常光研究室では、通信・エネルギー変換・レーダー観測センサ・電波天文観測用アンテナ等の装置に適用可能な科学技術工学をミリ波帯と呼ばれる30 GHz - 300 GHz の周波数にあたる電磁波を中心として研究を一つ一つ積み重ねています。見えない電波で視える世界があります。皆様、勉強は楽しいですよ。知らなかった事を理解・納得・共感していける積み重ねが人生という敷設中の線路において基盤となることを確信しております。学生の皆様が学ぶ手伝いを小生の力は微力なれどその全力を持って手伝っていきたいと思います。


学 歴
年月 学歴 学位
論文
2000年3月拓殖大学 工学部 電子工学科学士(工学)
45度偏波導波管スロットアレイアンテナの研究
2002年3月横浜国立大学 大学院 電子情報工学専攻 博士前期課程修士(工学)
携帯端末内蔵用小型アンテナの研究
2007年3月東京工業大学大学院 理工学研究科 電気電子工学専攻 博士後期課程博士(工学)
Orthogonally-Arranged Center-Feed Single-Layer Slotted Waveguide Array Antennas for Polarization Division Duplex

職 歴
年月 職歴
2002年4月日本無線株式会社
2013年7月マイクロウェーブファクトリー株式会社
2014年4月拓殖大学 工学部 准教授

研究業績
研究分野活動
電磁波において周波数が30 - 300 GHzとなる領域を電波のミリ波帯と呼びます。わたくしは、ミリ波帯を利用した通信・センサ・伝搬等を研究分野としたミリ波工学において人々の役に立つ技術研究を通して豊かな世界の実現に貢献します。
研究課題
従来の技術では実現困難であったミリ波コンポーネントの開発が今後の課題です。具体的には、アンテナ・アンプ・高周波回路基板など、ミリ波になると小型化が可能であるが同時に、寸法に対する精度やミリ波帯特有の材質特性の影響が表れます。このすべてを考慮した研究が求められています。ミリ波通信システムが実現されると、人と人の通信が、人と機械、機械と機械を繋げる基幹通信となり、人々の生活に様々な貢献ができると確信しています。
研究助成等
年月 区分 課題番号・名称・題目・機関名等
2018年4月学外精密測定技術向上のための調査・研究事業, ミリ波帯電磁波による食品等へのプラスチック片混入物質有無判別精密測定の研究" 公益財団法人精密測定技術振興財団"
2014年6月学内採択型研究費,ミリ波帯電波を用いた情報共有と通信システムの基盤研究" 拓殖大学"
2015年4月学内採択型研究費,ミリ波帯電波を用いた情報共有と通信システムの基盤研究" 拓殖大学"
2016年4月学内採択型研究費,ミリ波帯電波を用いる情報共有と通信システムの基盤研究" 拓殖大学"
2017年4月学内採択型研究費,ミリ波帯電波による情報共有と通信システム及びセンサシステムの基盤研究" 拓殖大学"
2018年5月学内採択型研究費(大型機材購入研究), ミリ波帯アンテナを対象とした精密測定方法の研究" 拓殖大学"
資格・特許等
年月 名称
1989年10月第四級アマチュア無線技士
1996年6月第二種情報処理技術者
1997年8月普通運転免許証
2000年3月拓殖大学 学士(工学)
2002年3月横浜国立大学 修士(工学)
2006年8月第二級陸上特殊無線技士
2006年8月第一級陸上特殊無線技士
2006年9月特許登録 特許3848944 導波管スロットアレーアンテナ
2007年3月東京工業大学 博士(工学)
2007年5月パソコン検定試験 P検2007-準4級
2007年5月パソコン検定試験 P検2007-4級
2007年5月パソコン検定試験 P検2007-3級
2007年5月パソコン検定試験 P検2007-準2級
2007年6月TEP Test 認定証4級
2007年6月TEP Test 認定証3級
2008年8月マルチメディア検定ベーシック
2008年8月マルチメディア検定エキスパート
2008年8月CGクリエイター検定ディジタル映像部門3級
2009年9月特許登録 特許4373868 中央給電導波路型平面スロットアンテナ
2010年6月特許登録 特許4531033 リッジ導波路中央給電スロットアレーアンテナ
2010年8月特許登録 特許4573352 中央給電導波管終端電力分配器
2010年10月特許登録 特許4612559 導波管スロットアレーアンテナ
2011年1月特許登録 特許4662037 中央給電導波管スロットアレイアンテナ
2011年1月特許登録 特許4662051 直交偏波アレーアンテナ
2011年1月特許登録 特許4662070 2周波複直交偏波導波管スロットアレーアンテナおよび複直交偏波通信システム
2011年3月特許登録 特許4709601 導波管スロットアレイアンテナ
2011年8月特許登録 特許4800705 導波管スロットアレイアンテナ
2011年10月特許登録 特許4835843 導波管スロットアレーアンテナ
2013年5月特許登録 特許5261628 導波管スロットアレーアンテナ
2013年6月特許登録 特許5292547 1周波複直交偏波導波管スロットアレーアンテナおよび1周波複直交偏波通信システム

著書・学術論文等
種類 発行又は発表の年月 著書、学術論文、作品等の名称 発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 該当頁
概要
著書(単著)2017年2月RFワールド: 無線と高周波の技術解説マガジン
(担当範囲: 5分で理解するIoT向けアンテナと電波伝搬)
CQ出版 
基本的なアンテナの構造,アンテナの特性を理解するための用語など 5分で理解するIoT向けアンテナと電波伝搬 (特集 いまさら聞けないアンテナの原理と身近なアンテナの写真集 IoT時代の小型アンテナ入門))
学術論文(単著)2007年3月Orthogonally-Arranged Center-Feed Single-Layer Slotted Waveguide Array Antennas for Polarization Division Duplex東京工業大学 博士論文全108頁
 
学術論文(共著)2000年3月一層構造に適した45度偏波導波管スロットアンテナ電子情報通信学会 総合大会pp.132
 
学術論文(共著)2001年9月穴付誘電体基板を用いた容量装荷型モノポールアンテナ電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-47
 
学術論文(共著)2002年9月携帯端末内蔵用穴付き容量装荷型モノポールアンテナ (Top Loaded Monopole Antenna Using Dielectric Substrate with a Hole)電子情報通信学会論文誌 Vol.J85-B, No.9pp.1679-1681
 
学術論文(共著)2003年9月直線偏波導波管スロットアンテナの隣接配置時の偏波アイソレーション電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-210
 
学術論文(共著)2004年3月直線偏波中央給電導波管スロットアレイの隣接配置時の偏波アイソレーション電子情報通信学会 総合大会B-1-172
 
学術論文(共著)2004年6月Polarization Isolation between Two Center-Feed Single-Layer Waveguide Arrays Arranged Side-by-sideIEEE AP-S 2004 Session:86Vol.3, pp.2380-2383
 
学術論文(共著)2004年8月REFLECTION CHARACTERISTICS OF CENTER-FEED SINGLE-LAYER WAVEGUIDE ARRAYSIEICE ISAP 2004 1D2-3pp.193-196
 
学術論文(共著)2004年9月中央給電導波管スロットアレイアンテナ用E面方向十字分岐電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-103
 
学術論文(共著)2005年3月Analysis of reflection characteristics of a Transverse Slot with Parasitic Dipole and Post for an array application電子情報通信学会 総合大会B-1-206
 
学術論文(共著)2005年3月E面方向電力十字分岐型中央給電導波管スロットアレイアンテナ電子情報通信学会 総合大会B-1-214
 
学術論文(共著)2005年4月E面方向電力十字分岐の設計と中央に給電導波管を配置した一層構造逆相給電導波管スロットアンテナ用電力多分岐回路の特性電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播AP2005-6
 
学術論文(共著)2005年6月Reflection Characteristics of Center-Feed Single-Layer Waveguide ArraysIEICE Trans. Vol.E88-B, No.6pp.2313-2319
 
学術論文(共著)2005年7月Center-Feed comprised of E to H-plane Cross-Junctions in an Alternating-Phase Fed Single-Layer Slotted Waveguide ArrayIEEE AP-S 2005 Session:P65.6Vol.3A, pp.716-719
 
学術論文(共著)2005年7月Grating Lobe Suppression by a Parasitic Dipole Layer over a Waveguide Transverse Slot Array with Reflection-Canceling PostsIEEE AP-S 2005 Session:P65.7Vol.3A, pp.720-723
 
学術論文(共著)2005年8月Characteristics of E- to H-Plane Multiple Way Power Divider for the center feed in alternating phase fed Single-Layer Slotted Waveguide ArrayIEICE ISAP 2005 FD3-3Vol.3, pp.1185-1188
 
学術論文(共著)2005年9月偏波共用のために密接配置された、E面方向十字分岐中央給電導波管スロットアレーの放射およびアイソレーション特性電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-102
 
学術論文(共著)2005年12月直交偏波導波管スロットアレーアンテナを用いた無線通信The 2nd IEEE Tokyo student workshop 
 
学術論文(共著)2006年3月スロットと反射抑圧階段構造を組み合わせた導波管スロットアレー電子情報通信学会 総合大会B-1-82
 
学術論文(共著)2006年5月Center Feed Single Layer Slotted Waveguide ArrayIEEE Trans. A・P, Vol. 54, no5pp.1474-1480
 
学術論文(共著)2006年7月Single-Layer Slotted Waveguide Array with Reflection Canceling StairsIEEE AP-S 2006 Session: 405.6pp.3149-3152
 
学術論文(共著)2006年9月直交偏波一層構造導波管スロットアレーアンテナのアイソレーション特性解析電子情報通信学会 ソサイエティ大会CS-1-3
 
学術論文(共著)2006年11月Alternating Phase Fed Single-Layer Waveguide Slot Array with Interchangeable Slot Plates for Multi-Frequency OperationEuCAP 2006Session: OA11
 
学術論文(共著)2006年11月Polarization Isolation characteristics between two Center-Feed Single-Layer Waveguide Arrays Arranged Side-by-SideACES Journal, Vol.21, No.3pp.240-247
 
学術論文(共著)2006年11月Ridged Cross-Junction Power Divider for the Center Feed in a Single-Layer Slotted Waveguide ArrayIEICE ISAP 2006Session: SB2
 
学術論文(共著)2006年12月ワイヤレスファイバーでみんなをつなごう!The 3rd IEEE Tokyo Young Researchers WorkshopP-24-(B)
 
学術論文(共著)2007年3月一層構造導波管スロットアレーの十字分岐中央給電導波管の設計電子情報通信学会 東京支部 学生会発表会B-1-67
 
学術論文(共著)2007年3月一層構造導波管スロットアレーアンテナ用E面T分岐部分並列給電回路の設計電子情報通信学会 東京支部 学生会発表会B-1-76
 
学術論文(共著)2007年3月中央給電一層構造導波管スロットアレー用リッジ導波管十字電力多分岐電子情報通信学会 総合大会B-1-105
 
学術論文(共著)2007年6月スロット板交換型周波数帯選択逆相給電一層構造導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播AP2007-37
 
学術論文(共著)2007年6月A Ridged Cross-Junction Power Divider for Small Blockage and Symmetrical Slot Arrangement in the Center-Feed Single-Layer Slotted Waveguide ArrayIEEE AP-S 2007 Session: 114.5pp.457-460
 
学術論文(共著)2007年8月THE RIDGED CROSS-JUNCTION MULTIPLE-WAY POWER DIVIDER FOR SMALL BLOCKAGE AND SYMMETRICAL SLOT ARRANGEMENT IN THE CENTER FEED SINGLE-LAYER SLOTTED WAVEGUIDE ARRAYIEICE ISAP 2007 Session: 2B4-2pp.358-361
 
学術論文(共著)2007年9月Dual PDD用中央給電一層構造導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-132
 
学術論文(共著)2007年9月階段状段差構造反射抑圧導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播AP2007-78
 
学術論文(共著)2007年11月Orthogonally-Arranged Center-Feed Single-Layer Slotted Waveguide Array Antennas for Polarization Division DuplexEuCAP 2007 Session: Tu1.8.2p.114
 
学術論文(共著)2008年1月一層構造導波管スロットアレーアンテナ用E面分岐部分並列給電回路電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播AP2007-150
 
学術論文(共著)2008年3月スロット板交換周波数選択中央給電導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 総合大会B-1-173
 
学術論文(共著)2008年6月Reduction of Aperture Blockage in the Center-Feed Alternating-Phase Fed Single-Layer Slotted Waveguide Array Antenna by E- to H-Plane Cross-Junction Power DividersIEEE Trans. A・P, Vol.56, No.6pp.1787-1790
 
学術論文(共著)2008年6月The Ridged Cross-Junction Multiple-Way Power Divider for Small Blockage and  Symmetrical Slot Arrangement in the Center Feed Single-Layer Slotted Waveguide ArrayIEICE Transactions on Communications, Vol.E91-B, No.6pp.1767-1772
 
学術論文(共著)2008年9月一層構造導波管スロットアレーに同一面配置した部分並列給電の帯域拡大効果電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-160
 
学術論文(共著)2008年10月A Wideband Single-layer Slotted Waveguide  Array with an Embedded Partially Corporate FeedIEICE ISAP 2008 Session: TP-C27No.1645382
 
学術論文(共著)2009年5月管軸に垂直な偏波を用いた導波管スロットアレーアンテナのレドームを考慮したアイソレーション特性向上の検討電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播研究会AP2009-23
 
学術論文(共著)2009年9月38GHz帯固定無線通信用逆相給電導波管スロットアレーアンテナの一層構造部分並列給電による広帯域化の実証電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-150
 
学術論文(共著)2009年10月Isolation between H-plane Arranged Two Waveguide Slot Antennas including a RadomeIEICE ISAP 2009 Session: WA2No.1192
 
学術論文(共著)2010年7月Reduction of Long Line Effects in Single-Layer Slotted Waveguide Arrays With an Embedded Partially Corporate FeedIEEE Trans. A・P, Vol. 58, No.7pp.2275-2280
 
学術論文(共著)2011年7月Design of a 39 GHz Band Alternating-Phase Fed Double-Layer Waveguide Slot Antenna with the Underneath Partially-Corporate Feeding CircuitIEEE AP-S 2011 Session:429.3pp.3033-3036
 
学術論文(共著)2015年2月ミリ波を用いた自動車衝突防止レーダーアンテナの研究電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第20回), 講演番号:59p.59
自動車衝突防止レーダーとは自動車に搭載し、自動車の前方の障害物との距離・速度を検知することで運転手の運転補助の役割を果たし、衝突事故を防止するものである。本論文では、ミリ波レーダー方式で使用される導波管スロットアレーアンテナについて報告する。
学術論文(共著)2015年2月ミリ波帯導波管スロットアレーアンテナを用いた人体・脳外への情報センサー電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第20回), 講演番号:61p.61
近年、X線CT(コンピューター断面画像)、MRI(核磁気共鳴画像)などの観測装置の発達により、人体の内部構造と脳内の反応が密接に関連していることが示されている。その一つとして、BMI(BrainmachineInterface)という人間の思考と行動が脳内活動との関連について研究されている。本論文では、人間の脳内活動をミリ波帯の周波数(30GHz~300GHz)を用いて観測する基礎研究について報告する。
学術論文(共著)2015年2月太陽光発電用一層構造導波管スロットアレーアンテナの研究電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第20回), 講演番号:51p.51
 
学術論文(共著)2015年2月高利得ミリ波帯アンテナを用いた空間発光の研究電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第20回), 講演番号:53p.53
 
学術論文(共著)2016年1月ラジアルライン同心円状導波管スロットアレーアンテナ ~ 回転モード円偏波パッチ給電構造 ~電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播研究会vol.115, no.390, AP2015-189, pp.121-125
 
学術論文(共著)2016年1月災害現場におけるミリ波帯トリアージタッグの有用性電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播研究会vol.115, no.390, AP2015-175, pp.43-46
トリアージタッグとは,地震等の同時多発的に発生した有事により早急に治療が必要な患者に対して,限られた人的・物的医療資源を使用するために治療優先度を決めるトリアージ(識別救急)を行う際に患者に取り付ける患者容態状況認識票である.識別救急をした患者につけることでその患者の状況が周囲に伝わるようにする.本報告では更なる迅速な情報共有を行うための次世代トリアージタッグの候補として,患者の容態・識別救急時の現場情報・各段階におけるトリアージにおける応急処置情報・患者位置情報等の大容量データーを瞬時に記録可能なタッグを実現するためにミリ波帯の近距離無線通信を用いたミリ波帯トリアージタッグを提案する.
学術論文(共著)2016年3月太陽光発電用導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第21回), 講演番号:53p.53
 
学術論文(共著)2016年6月THE ROTATION MODE FEEDING STRUCTURE FOR CONCENTRIC ARRAY RADIAL LINE SLOT ANTENNA2016 IEEE International Symposium on Antennas and Propagation/USNC-URSI National Radio Science meeting69: 20077
This art makes it is possible to large scale analysis which includes the feed structure and the radial line and the radiating slots. We can design high gain antenna. And also we can design small size (if one lap is at the minimum) of the radial line antenna. In this research, based on the theoretical calculation of the hybrid feed structure composed of the circular waveguide and coaxial feed and ring slot, and patch structure and the radial line. We simulates the hybrid feed structure using the electromagnetic field analysis simulator based on the finite element method. The rotation mode feeding structure realized the concentric array radial line slot antenna for the bore sight beam.
学術論文(共著)2016年10月Analysis of The Radial Line Slot Array Antenna with Cross Slot Mutual Coupling Effects2016 INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ANTENNAS AND PROPAGATION29: 20078
The purpose of this study are realizing ultimate speed wireless LAN and manufacture of video transmission antenna for disaster prevention helicopter due to the radial line slot array antenna in millimeter-wave band. We went the entire analysis by the finite element method by the electromagnetic field analysis workstation loaded with memory of 512GB and scale model 38GHz.
学術論文(共著)2016年10月The Radial Line Concentric Slot Array Antenna2016 INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ANTENNAS AND PROPAGATION69: 20077
The circular polarization is useful for the telecommunication, the sensor, the broadcast, and so on. One of the antenna is the radial line waveguide0slot array antennas. This structure are made from two plate for radiating waveguide. In this research, based on the theoretical calculation of the hybrid feed structure composed of the circular waveguide and coaxial feed and ring slot, and patch structure and the radial line. And we simulates the hybrid feed structure using the electromagnetic field analysis simulator based on the finite element method. The rotation mode feeding structure realized the concentric array radial line slot antenna for the bore sight beam. The axial ratio is 0.037dB. When the slot pairs are increased from 4pair to 16pair, the circular polarization axial ratio is improved.
学術論文(共著)2016年10月The Waveguide Slot Array Antenna using Non Resonant Mode to Improve Grating Lobes2016 INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ANTENNAS AND PROPAGATION27: 20076
There is a slot antenna of the rectangular waveguide as automotive collision avoidance millimeter-wave radar. Are provided a slot antenna to a wide wall, grating Hollow same amplitude as main polarization - Bed occurs. As 38 (GHz) millimeter wave waveguide antenna to be used in, to design the antenna optimized anew the length of slot.
学術論文(共著)2017年3月ミリ波帯を用いた天文観測システム電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:53
 
学術論文(共著)2017年3月メタマテリアル構造を用いたラジアルラインスロットアレーアンテナ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:48
 
学術論文(共著)2017年03月地盤圧縮帯電放射で生じるミリ波帯電磁波観測システムの研究電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:49
 
学術論文(共著)2017年3月太陽光ナノテクノロジーによる導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:51
 
学術論文(共著)2017年3月放射素子に異なる長さのクロススロットを用いた小型ラジアルラインスロットアンテナ 2017年電子情報通信学会総合大会B-1-85
円偏波アンテナとして、2 枚の平行な円形導体板で構成するラジアル線路の中心からTEM モードを励振し、片側の導体板に切られたハの字型スロットに励振位相が90 度異なる放射素子をもうけたラジアルラインスロットアンテナ(Radial Line Slot Antenna: RLSA)がある。
本報告では、長さの異なるクロススロットを給電部分に用いているばかりでなく、放射素子へも適用することでラジアル線路の終端整合をとれる構造とした。これは最も小型のアンテナとして、ハの字型スロット対の代わりにクロススロットを一周だけ配列して円偏波を放射する小型RLSA を提案するものである。
学術論文(共著)2017年03月様々な環境におけるミリ波帯電波伝搬電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:46
 
学術論文(共著)2017年3月災害現場におけるミリ波帯トリアージ・タッグシステム電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:42
 
学術論文(共著)2017年3月生体電気信号観測用ミリ波帯センサシステム電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:55
 
学術論文(共著)2017年3月簡易型ミリ波帯人体スキャナーセンサシステム電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第22回)講演番号:44
 
学術論文(共著)2017年09月太陽からの電磁波受信用導波管スロットアレーアンテナ2017年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-79
本研究は電磁波である可視光線を電力に変換するアレーアンテナの基礎研究を行っている。可視光線でいうところの緑色となる約600THzである極めて高い周波数で受信し、電力変換を効率よくするためには電気位相を揃えて整流する。スケールは違えども、太陽光は電磁波であり、電力無線給電で使用される電磁波電力変換の技術を利用する。アンテナの基本は半波長ダイポールアンテナであり、250nmで作れば、原理的に太陽光(電磁波)を電気に変換することができる。
学術論文(共著)2017年9月微少生体電気信号観測用ミリ波帯直交偏波アレーアンテナ2017年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-100
ミリ波帯の電波を用いた観測用センサーとして、生体電気信号を検知するシステムを研究する。その他に、ミリ波帯センサーを使って医療分野にミリ波を応用する。現在のミリ波センサーを使用している機器の課題を識別して解決策を調査する。また、使用者が感じるミリ波用に対する不安解消につながる適切な使い方を説明する手法を調整する。最後に、本研究では観測したデータの情報処理や制御技術を構成するシステムを研究する。
学術論文(共著)2017年9月放射素子をハの字からTの字にしたラジアルラインスロットアレーアンテナ2017年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-86
ラジアルラインスロットアレーアンテナにおいて、従来は放射素子にハの字スロットペアを用いていた。今回、提案する放射素子はTの字スロットペアである。Tの字スロットペアにすることによって軸比の改善が見込まれる。
学術論文(共著)2017年9月長さの異なるクロススロットを放射素子に持つ空洞共振小型RLSA2017年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-85
ラジアルラインスロットアレーアンテナ(RLSA:Radial Line Slot Antenna)は平行平板の円形アンテナである. このアンテナは放射板にスロットをアレー状に配置することで超高利得の円偏波を放射する.この時背面から中心に同軸モード若しくは回転モードによる給電を行う為ラジアルラインを広く取れば反射を無視できる様設計されている.本研究の目的はクロススロットを放射板の終端として用いることでRLSAを小型化することである.また本報告では給電部に一波長同軸共振器を設計し,最も小型となるモデルの全体解析を示す.
学術論文(共著)2017年09月高密度配置45度偏波導波管スロットアレーアンテナのビームスキャン2017年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-80
導波管スロットアレーアンテナは、ミリ波帯においても閉鎖構造であるため伝送損失が少ない特徴を持つ。衛星放送受信用平面アンテナや自動車衝突防止支援システム用平面アンテナとして研究が進められている。
本報告では、密に配列した非共振スロットアレーを用いている高密度配置45度偏波導波管スロットアレーアンテナを複数本並列に配置した際のビームスキャンについて解析により調査した。
学術論文(共著)2017年11月放射スロットペアをハの字型またはTの字型に配列した場合における回転モードRLSAの特性電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究会, 信学技報vol.117, no.283, AP2017-108, pp.5-8
回転モードラジアルライン同心円状導波管スロットアレーアンテナにおいて、放射導波管部分に配列する放射用スロットペアを従来のハの字型からTの字型にした際のアンテナ特性を報告する。スロットペアの位相中心が変化することで放射指向性・反射特性・軸比が改善することを有限要素法による電磁界解析による結果とともに報告する。
学術論文(共著)2017年11月放射スロットペアをハの字型またはTの字型に配列した場合における回転モードRLSAの特性電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播研究会vol.117, no.283, AP2017-108, pp.5-8
回転モードラジアルライン同心円状導波管スロットアレーアンテナにおいて、放射導波管部分に配列する放射用スロットペアを従来のハの字型からTの字型にした際のアンテナ特性を報告する。スロットペアの位相中心が変化することで放射指向性・反射特性・軸比が改善することを有限要素法による電磁界解析による結果とともに報告する。
学術論文(共著)2017年11月長さの異なる非共振クロススロットペアを放射素子に持つラジアルラインスロットアレーアンテナ電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播研究会vol.117, no.283, AP2017-107, pp.1-4
ラジアルラインスロットアレーアンテナ(RLSA : Radial Line Slot Antenna)は平行平板の円形アンテナである.このアンテナは放射板にスロットをアレー状に配置することで円偏波を放射する.本報告ではクロススロットを放射板の終端として用いることで小型の RLSA を設計できる事を示す.
学術論文(共著)2017年12月The Array Antenna for Solar Energy Harvesting from The SunIEICE and IEEE, AWPT2017Session 5 | Systems II, D2-S5-07
We have proposed a novel slotted waveguide array antenna to efficiently coupling with electromagnetic wave from the sun for energy harvesting. We know that the visible light from the sun is also electromagnetic wave. This concept is electromagnetic wave transduce to the power. The position (offset) of each slot has been slightly adjusted depending on calculation to optimize the directionality of antenna. As perspective, we also reveal the feasibility of this antenna that works with frequency of 564 THz by tuning the size to nanometer scale and shifting the material from metal to silicon.
学術論文(共著)2018年3月テラヘルツ帯セキュリティセンサ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:88
セキュリティとは、保安や保護の事である。セキュリティには色々な種類がある。人間がする警備や、コンピュータシステムを不正アクセスや情報流出などから守るコンピューターセキュリティや住宅、ビル、オフィスなどにある防犯カメラや、空港や食品加工工場などに設置している金属探知機などがある。
学術論文(共著)2018年3月ミリ波60GHz帯無線伝送装置システム電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:89
近年、スマートフォンやタブレット PC 等の高性能・多機能なモバイル端末の普及に伴い、より高速に広範な情報共有を実現できるネットワークが必要とされている。情報家電機器やモバイル端末等による大容量コンテンツを高速伝送可能なシステムとして、60GHz 帯を利用するIEEE80.11ad/WiGig 等の国際標準規格に基づいた製品の導入が国際的に進められている。
本報告では大容量データの高速伝送や通信距離の拡大の実現に先駆けて技適取得済みの 60GHz 帯無線伝送装置を用いて屋内外での実測定の調査結果をまとめた。
学術論文(共著)2018年03月ミリ波帯センサによる金属及びプラスチックの検出電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:84
現在、食品の異物検査には主に X 線検査機と金属探知機によって検査されており、何か異物が入っている食品を検知したら選別器によって除外される仕組みになっている。しかし、この 2つの検査機だけではすべての異物を検知できないことがあり課題となっている。またセキュリティ検査の観点から空港では X 線検査機や金属探知機で検知できなかった衣服等に隠し持っているプラスチックナイフや爆弾などを見つけるためにミリ波帯人体スキャナーを使用しはじめている。今後更に、ミリ波を用いた検査機が増えると予測される。
学術論文(共著)2018年3月ラジアルラインスロットアレーアンテナにおけるTの字型放射スロットの特性電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:77
ラジアルラインスロットアレーアンテナ(RLSA)とは複数な スロットを並べた円形のアンテナであり、簡単なスロット配置 構造であることから、製作が容易な高利得、高効率(80%超える)なアンテナである。本研究では、円偏波励振により回転モードの電磁波を発生させて放射スロット板上には同心円状配置のスロットペアをとし、12GHz 帯にて 4 個と 8 個の従来型ハの字スロットと新しいTの字スロットがそれぞれ配置されるラジアルライン同心円状導波管スロットアレーアンテナ設計を行う。解析ソフトは有限要素法による電磁界解析シミュレーターFemtetである。
学術論文(共著)2018年03月屋内及び高速鉄道客車内におけるミリ波60GHz帯無線LAN有効範囲の解析電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:81
近年、電波は日常生活の中で様々な環境において多様な用途に使われている。中でもミリ波帯(30-300GHz)における電波が周波数資源有効活用で注目されている。
本研究では電波解析ソフトを使用し、60GHz帯の無線LAN での使用する電波の伝送路や電波強度を可視化することにより、屋内や屋外などにミリ波帯のアンテナ機器などを効率的に設置可能になることを行う。
学術論文(共著)2018年3月微細化加工技術による太陽光発電用導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:91
微細化加工技術による太陽光発電用導波管スロットアレーアンテナとは従来の「光子」を用いた太陽光発電と異なり、太陽光から得られる「可視光線(電磁波)」を導波管スロットアレーアンテナが持つ低損失な性質を利用し、超高利得なアレーアンテナにより、太陽光を電気エネルギーに変換して電力を得るアンテナシステムである。
学術論文(共著)2018年3月情報を物理的に運ぶミリ波帯超高速データ伝送トリアージ・タッグシステムの実現に向けて電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:79
大規模災害時においては、救急救命に従事する人員や医療器具が圧倒的に不足する。そういった状況の中、どの患者から治療や搬送を行うかを決めなければ助かる命も失ってしまう。そこで、治療や搬送の優先度を決める「トリアージ」を行う必要がある。本研究では、トリアージ・タッグの進化形として、現場状況と患者情報を伝える『情報を物理的に運ぶ』システムを提案する。
学術論文(共著)2018年3月非接触型無線センサによる微小な神経伝達電気信号の観測電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第23回)講演番号:86
脳から神経を通じて筋肉に送られた信号は、非常に微弱な信号として、皮膚表面からもれだしている。その信号をより正確、より高度に読み取る研究が世界中で行われている。脳からの神経伝達電気信号を読み取り、機器を動作させるスイッチとして利用するものに、株式会社 CYBERDYNEの HAL(Hybrid Assistive Limb)という身体機能を改善・補助・拡張・再生するシステムがある。世界初のサイボーグ型ロボットである。身体に HAL を装着することで、「人」「機械」「情報」を融合させ、身体の不自由な方をアシストしたり、いつもより大きなチカラを出したり、さらに、脳・神経系への運動学習を促すシステムである。
学術論文(共著)2018年09月ミリ波60GHz帯超高速大容量無線伝送システムの実空間伝搬実験2018年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-24
スマートフォンやタブレット端末等の高性能・多機能なモバイル機器の普及に伴いライフスタイルが急速に変化している。この環境に適応するため、更に高速で大容量の情報共有が実現できる無線通信システムが求められている。画像や動画、アプリケーション更新データ等の大容量データを瞬時に待つことなく利用可能とする情報交換が現実のものとして必要な時期となっている。
本報告では大容量データの高速伝送や通信距離の拡大の実現に先駆けて技適取得済みのミリ波60GHz帯IEEE 802.11adに対応した無線伝送装置を用いて屋内外での実測を行った結果を示す。
学術論文(共著)2018年09月屋内や高速鉄道客車内における60GHz帯無線LAN有効範囲の解析2018年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-25
近年、電波は日常生活の中で様々な環境において多様な用途に使われている。中でもミリ波帯(30-300GHz)における電波が周波数資源有効活用で注目されている。
本報告では、レイトレース法による電波伝搬解析シミュレータを用い、IEEE 802.11adで使用されるミリ波60GHz帯の超高速無線LANを想定した際の電波伝搬について可視化する事により、屋内や屋外などにミリ波帯のアンテナ機器などを有効に設置する範囲を調査した結果を示す。
学術論文(共著)2018年09月微細化加工技術による太陽光発電用導波管スロットアレーアンテナ2018年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-83
導波管スロットアレーアンテナは高い周波数領域において損失が少ないメリットを活かしてミリ波帯・テラヘル ツ帯での利用が期待される。高い周波数において微細化加 工技術による太陽光発電用導波管スロットアレーアンテナ を用いることで、従来の「光子」を用いた太陽光発電と異 なる原理で、太陽光から得られる「可視光線(電磁波)」を導 波管スロットアレーアンテナが持つ低損失かつ超高利得ア レーアンテナにできる特徴を組み合わせて、電磁波をエネ ルギー変換して電力を得る発電アンテナシステムである。 loT 普及に伴う大量の小型電子機器の電力需要に対し、 電線による電力供給が行われていない地域であっても使用 する事が可能になる世界を実現するために行う。
学術論文(共著)2018年11月The Radial Line Slot Antenna using Non-Resonant Cross-Slot Pair for Radiating Waveguide Termination2018 Asia-Pacific Microwave Conference, The Institute of Electronics Information and Communication Engineers (IEICE) of JapanFR3-IF-27
We have proposed the radial line slot antenna (RLSA) using non-resonant cross-slot pair for radiating waveguide termination. This radiating waveguide is advantageous in term of reflection suppression from end of radial line. The reflection characteristics of the calculation and the measurement results are less than -15dB around 38.0GHz. In this time, we show the first fabricated RLSA using non-resonant cross-slot pair for radiating waveguide termination.
学術論文(共著)2019年3月Tの字型スロットと非共振クロススロットによる所望の利得を実現する同心円状配列ラジアルラインスロットアレーアンテナ2019年電子情報通信学会総合大会B-1-50
ラジアルラインスロットアレーアンテナ(RLSA)とは,高利得・高効率の平面薄型アンテナである.衛星放送受信用アンテナや,金星探査機あかつき,小惑星探査機はやぶさ2 などに使用されている.
本報告では,放射スロットの最外周部に非共振クロススロットを用いることで反射を抑圧し,内周部にTの字型スロットを必要な周配列することで,最少1周から任意の周にかけて,反射が少なく所望の利得を実現する同心円状ラジアルラインスロットアレーアンテナを提案する.
学術論文(共著)2019年3月小型端末実装用非共振クロススロットペアを有するラジアルラインスロットアンテナ第33回 エレクトロニクス実装学会 春季講演大会12C1-03
 
学術論文(共著)2019年04月ミリ波帯実装基板向けに適した一層構造導波管平面スロットアレーアンテナ第33回 エレクトロニクス実装学会 春季講演大会12C1-04
 
学術論文(共著)2019年9月ミリ波60GHz帯無線装置による屋内1Gbps通信可能範囲の実験2019年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-29
ミリ波60GHz帯を用いる次世代屋内高速無線LANが一般市場にも販売が開始されてきている。アクセスポイントとして、家庭用無線LANルーターNETGEAR NIGHTHAWK X10 R9000があり、パソコンのUSB3.0端子に接続するミリ波帯無線送受信ドングルMillitronic MG360が2019年04月より国内で販売されている。両者共にIEEE 802.11ad 規格に準拠しており、広帯域を利用したチャンネルで超高速無線伝送が可能である。Wi-Fiのラインナップとして、比較的近距離エリアでの通信エリアとなるため、実伝搬環境で実測データがどれぐらいになるか、通信可能範囲について測定結果が報告されている。
本報告では、更に実際に設置される環境を想定して、大部屋の天井にアクセスポイントとなる無線装置を設置して、下方に向けて放射したさいに、通信相手方となる無線装置を場所及び距離を変化させることで、通信可能範囲を実験した結果を示す。
学術論文(共著)2019年9月階段状段差構造ラジアルラインスロットアレーアンテナの特性2019年電子情報通信学会ソサイエティ大会B-1-49
同心円状配列ラジアルラインスロットアレーアンテナは、スロット配列を簡便にするためにラジアルラインへの給電は回転モードとしている。本報告での場合、給電導波管とラジアルラインの結合部分に非共振クロススロットを用いている。また、高利得から低利得まで要求に応じて周の数を増やすことで対応可能になるように、少ない周でもアンテナとして動作するよう、ハの字またはTの字型スロットペアを内周とし、最後の外周には、非共振クロススロットを終端整合放射素子としている。
本報告では、上述の構造をもとに少ない周から多くの複数周において励振振幅を制御する目的として、ラジアルライン内部に階段状段差構造を用いてラジアルラインの高さを変化させることで放射素子ペアからの放射量を制御する基礎的な解析結果を示す。
学術論文(共著)2019年10月Analysis of Effective Coverage Area in 60GHz-Band Millimeter Wave Wireless LAN for High Speed Railway Passenger Car and Indoor Room2019 International Symposium on Antennas and Propagation (ISAP2019)P.32
レイトレース法による電波伝搬解析シミュレータを用い、ミリ波60GHz帯超高速無線LAN (IEEE 802.11ad規格 Wi-Fi)を高速鉄道客車内に設置する想定で、一つのアクセスポイントで通信可能領域を可視化する事で有効な配置方法を明らかにした。
学術論文(共著)2020年03月オクターブバンド自己補対アンテナの解析2020年電子情報通信学会総合大会B-1-29
高精度にミリ波を用いて物体の検出・成分による異物検査等を行うためには高い分解能が必要となる。反射特性・利得周波数特性・指向性が周波数変化に対して一定の範囲で収まっていれば広帯域が利用可能となる。本報告ではオクターブバンドをカバーするミリ波帯での自己補対アンテナを有限要素法による電磁界解析を用いて提案する。
学術論文(共著)2020年03月The Slotted Waveguide Array Antenna with Reflection Canceling Stairs in Millimeter Waveband  
   
EuCAP 2020, 14th European Conference on Antennas and Propagation, European Association on Antennas and Propagation(EurAAP)Poster2-A10: Slotted-waveguide and Leaky-wave Antennas, P2.052, CopenHagen, Denmark
ミリ波帯における高利得で不要方向へのグレーティングローブ低減が可能である階段状段差構造を放射導波管内部に有した導波管スロットアレーアンテナについて有限要素法による電磁界解析によって効果を示した。
学術論文(共著)2020年07月THE WAVEGUIDE SLOT ARRAY ANTENNA IN MILLIMETER WAVEBAND USING THE REFLECTION CANCELING STAIRS FOR THE SIDELOBE SUPPRESSION2020 IEEE International Symposium on Antennas and Propagation and North American Radio Science MeetingWE-A1.6A: Slotted Antennas and Applications, Oral Session, Montreal, Quebec, Canada
導波管スロットアレーにおいて放射素子からの電力放射量を制御する手法として放射導波管内に設けた会談場段差構造によって、放射スロットからの反射波を抑圧すると同時に末端に向けて導波管狭壁壁面が狭くなることで電力を密にすることでスロットオフセットを少なくする効果を電磁界解析により示した。正面方向ではなく、従来Φ=45度面に大きく生じていたグレーティングローブを低減するためには放射スロットのオフセット量が大きなばらつきではなく、小さなばらつき配置で実現できる構造としたことが重要なことを解析により示した。
学術論文(共著)2020年09月切り抜き同軸給電によるオクターブバンド自己補対アンテナの解析電子情報通信学会 2020年 ソサイエティ大会B-1-44
製造ライン等にて、微小な異物の混入を検知する装置が必要とされている。レーザー・赤外線・超音波・電波等を用いる方式があり、用途に応じて使い分けられている。
 現在、極めて微小な金属片またはプラスチック等の異物が製品材料に紛れ込んだ場合に発見するため、極めて高い分解能を備えた異物識別用センサが求められている。FMCWレーダーを用いて高分解能を実現するために十分な帯域を使用可能なアンテナを調査した。
 本報告は、40.0 - 80.0 GHz のオクターブバンドをカバーする自己補対アンテナを実現するアンテナへの切り抜き同軸給電構造を提案する。
学術論文(共著)2021年01月The Analysis of the Octave-Band Self-Complementary Antenna2020 International Symposium on Antennas and Propagation (ISAP 2020), The Institute of Electronics Information and Communication Engineers (IEICE) of Japan4B3: Short Presentation Session A4
We investigate antennas that could use enough bandwidth to achieve high resolution in FMCW radar. In analyzing the antenna, we first analyzed it with GAP feeding structure by Finite Element Method. This antenna is self-complementary which is designed for wide bandwidth. The design frequency band is 40.0-80.0 GHz, and the analysis center frequency is 60.0 GHz. The reflection characteristics (S11) could be suppressed to approximately -10 dB or less. Furthermore, we success the bore-sight beam gain suppressing to ± 0.83dBi at design frequency band between 40 to 80GHz.
学術論文(共著)2021年03月GPS信号がない場合の捜索救助用無人航空機に搭載されたミリ波帯アンテナに対するプロペラ回転の影響2021年電子情報通信学会総合大会, 開催地: オンライン開催 B-1-68
災害現場、洞窟や人が入ることの難しい場所の探索に対して、地形の影響を受けにくい、捜索範囲を広げられる探索用無人航空機に注目が集まっている。災害時や地下など電波が不安定な場所では、GPS信号が届きにくい状況がよくあるので、高精度ミリ波帯センサを搭載した無人航空機で障害物を検知して、捜索活動を支援することが求められている。捜索制限の問題を解決する為に、電波不安定の環境:洞窟、建物内、災害現場の捜索など、屋内や地下等を想定し、GPS信号が届かない場所で障害物を検知可能なミリ波帯センサを搭載した無人探査機で捜索活動を支援することを目的とする。
学術論文(共著)2021年03月ラジアルラインスロットアンテナにおける同心円状配列Tの字型スロットペア2021年電子情報通信学会総合大会, 開催地: オンライン開催B-1-90
RLSA(Radial Line Slot Antenna)とは円偏波を発生させることの出来る薄型平面のアンテナである。ラジアルラインへの給電方法は非共振クロススロットにより回転モード励振で実現している。
ラジアルライン終端には放射用素子として、非共振クロススロットを配置して原理的に最少構成のRLSAを実現が提案され、解析と実験により示されている。任意の利得を実現するために内周にTの字型スロットを同心円状に配置することで設計できる。
本報告では、Tの字型スロットについて共振長を導くためにアンテナ正面方向指向性利得及び第1サイドローブとの差から共振長を導く事で従来モデルより利得が1.9(dB)改善された事を示す。
学術論文(共著)2021年03月広壁面階段構造平面導波管スロットアレーアンテナにおけるφ=45°面内放射指向性のグレーティングローブ抑圧2021年電子情報通信学会総合大会, 開催地: オンライン開催B-1-91
平面導波管スロットアレーアンテナはミリ波帯でも導体損失が少ない特徴を持つ。等振幅、等位相で放射素子アレーを励振すると最大利得が得られる。しかし、アレー終端付近では電力放射量を大きくするためにoffset量が増え、φ=45°面内でグレーティングローブが高くなる問題がある。その改善の為階段状段差構造を導波管広壁面に適用した例がある。本報告では、更にスロットoffset量の変化に注目した結果を報告する。
学術論文(共著)2021年03月Slotted waveguide antenna with inclined stairs for effective side lobes suppression at 38 GHz2021 15th European Conference on Antennas and Propagation (EuCAP), European Association on Antennas and Propagation(EurAAP), Dusseldorf, Germany.EuCAP 2021 ONLINE p.92
We propose and optimize the slotted waveguide antenna with inclined reflection canceling stair to enhance the design flexibility and suppress the side lobes rising from the offset variation. By employing the inclined slope on the stair, better phase and amplitude matching condition have been achieved which results in ultra-low reflection of -77 dB for single unit. In addition, there is a tradeoff between the minimal reflection condition and the most flexible design condition of
the inclined slope. By setting h1 as 0.36 mm, below - 40-dB reflection can be obtained when the h2 is within the range of 0.1 to 0.8 mm. Thus, we can tune the h2 to adjust the waveguide space of next slot to realize uniform radiation without introducing any varying offset.
学術論文(共著)2022年03月A Single-Layer Center-Feed Slotted Antenna Array with Reflection Canceling Stairs in 38-GHz Waveband2022 16th European Conference on Antennas and PropagationEuCAP 2022 Virtual Conference PT1.18
We design and estimate the performance of a single-layer center-feed slotted waveguide antenna array. First, we optimize the matching waveguide, the feed waveguide, and the radiation waveguide based on finite-element-method (FEM) calculation. Perfect impedance matching condition is realized by optimizing the length width and height of the matching waveguide. As a result, we obtain > 800-MHz bandwidth for input port (with < -20 dB S11). Besides, we successfully design a 1×5 feed waveguide with an S11 of -19.9 dB at 38 GHz. The responding conductive wall strongly suppresses the reflection of each unit. In addition, we present the analysis of a radiation waveguide with ten pairs of slots and stairs. Finally, we compare the directive gain and the aperture efficiency between the 10×10 slots antenna arrays with designed feed waveguide and an ideally feeding condition.
学術論文(共著)2022年7月Grating Sidelobe Suppression in Single-Layer Center-Feed Waveguide Antenna Array at 38 GHz2022 IEEE International Symposium on Antennas and Propagation and USNC-URSI Radio Science Meeting(IEEE AP-S 2022)WE-A1.2P.6, Oral presentation
 
学術論文(共著)2022年9月オクターブバンド自己補対アンテナに広帯域で整合する同軸切りかけ構造を同軸給電線路に用いた解析と実験の比較2022年 電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-64
食品製造ラインやプレス加工現場では、微小な異物の混入を検知する必要がある。高い分解能が必要とされる。周波数の変化によらず一定のインピーダンスを維持可能な自己補対アンテナがある。この放射アンテナ素子のインピーダンスは約189Ωで一定となる。その特徴を活かして広い帯域を用いたFMCWレーダーを実現することで高い分解能を得たい。同様に一定のインピーダンスを持つ給電構造として同軸ケーブルがある。同軸ケーブルの特性インピーダンスは50Ωであるため、自己補対アンテナ(約189Ω)と整合可能な仕組みが必要となる。本研究グループでは、同軸切りかけ構造を用いることで広帯域に整合がとれることを解析により示している。
本報告では、実験を行い広帯域において-10dB以下の反射特性を維持し正面方向に一定の利得(3dBi±2dB)を維持できたことを計算値と測定値の比較により明らかにする。
学術論文(共著)2022年9月非共振クロススロットペアを放射部終端整合スロットとして用いた同心円アレーラジアルラインスロットアンテナの解析と実験2022年 電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-70
RLSA (Radial Line Slot Antenna) は平面薄型アンテナで円偏波向けに使われている。ラジアルラインへの給電は非共振クロススロットにより行う。スロット長を共振長から励振位相差90°つける事で回転モードを励振する。
給電部だけでなく、放射スロットアレー終端部に非共振クロススロットペアを用いることで原理的に最少構成のRLSAが提案され、解析も示された。更に内周にTの字型スロットを配列して任意の利得を実現できる。
本報告では、実験により理論と解析の結果を裏付けたことを示す。
学術論文(共著)2023年3月オクターブバンド自己補対アンテナと同軸給電線路において整合及び平衡・不平衡給電変換となる同軸切りかけ構造の解析2023年 電子情報通信学会 総合大会B-1-104
広帯域において一定の特性インピーダンスを維持する構造として、同軸ケーブル(50Ω)及び自己補対アンテナ(189Ω)がある。両者は広帯域であるが、特性インピーダンスと平衡・不平衡給電の違いがある。特性インピーダンスを徐々に変化させ、平衡・不平衡給電変換も実現出来れば広帯域なアンテナが実現することになる。広帯域を用いたFMCWレーダーに本アンテナを適用することで高分解能を得られるシステムの実現を目的としている。
本研究グループでは、同軸切りかけ構造を用いることで両者において広帯域に整合がとれることを解析と実験により示した。-10dB 以下の反射特性を維持し正面方向に一定の利得(3dBi±2dB)を維持できる。
  本報告では、45度切りかけ構造においてインピーダンス整合と平衡・不平衡給電の変換が行われる仕組みについて電磁界解析により明らかにする。
学術論文(共著)2023年3月スピンリニア法によるラジアルラインスロットアンテナの測定電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:32
ラジアルラインスロットアンテナとは高利得・高効率の薄型平面アンテナである。このアンテナは、平行な金属板で構成されている。本研究室では、同心円状配列アレーを実現する非共振クロススロットを給電部に備えたアンテナを研究している。非共振クロススロットにより回転モードを生成している。放射部の終端整合スロットとして非共振クロススロットを用いたアンテナも解析・試作している。
本研究では、円偏波アンテナの精密な測定に関してスピンリニア法により回転速度の関係を実験により明らかにした。
学術論文(共著)2023年3月ミリ波帯超広帯域FMCWレーダーに用いるオクターブバンドアンテナ  
研究内容 40-80GHzにわたり正面方向利得が±1dBで一定のレベルになる解析結果が出ている。同軸ケーブルとオクターブバンドアンテナの特性インピーダンスを広帯域にわたり整合させている給電部45°切りかけ構造の原理を調査した。
  また、給電部の切りかけ構造により、平衡回路-不平衡回路の変換やインピーダンス整合は原理的には可能である。
学術論文(共著)2023年3月ラジアルラインスロットアンテナにおけるスロット形状の影響電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:33
ラジアルラインスロットアンテナは、衛星放送受信やマイクロ波電力送信、ミリ波帯近距離超高速通信、小惑星探査機はやぶさ2の超長距離無線通信、半導体製造エッチングプロセスプラズマ発生装置などに使用されている。
  放射スロット端部形状を円形から矩形にしたラジアルラインスロットアンテナの特性について明らかにする。
  Tの字型共振スロットペアと、ラジアルライン終端部非共振クロススロットペアの特性について解析を行い、端部円形型スロットから端部矩形型スロットにした場合の特性を明らかにする。
学術論文(共著)2023年3月導波管スロットアンテナにおける放射スロットエッジ形状の影響電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:30
導波管スロットアンテナとは中空金属管にスロットと呼ばれる穴を空け、その穴からビームを放射するアンテナである。以前までは放射スロット端部円形しか技術的に試作することができなかった。しかし微細加工技術の進歩により、従来は実現出来なかった放射スロット端部矩形の試作が実現出来るようになった。試作前に電磁界解析によるスロット端部形状となる端部円形と端部矩形での比較を行う。
学術論文(共著)2023年3月屋内実環境下での無人探査航空機搭載向けミリ波帯測距センサを用いた実際の距離と測定値の差電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:37
金属、プラスチックなどに対してミリ波60GHzを当てて反射波を測定する。Raspberry PiとA111測距センサを使って反射波の計測を行い、計測結果を見やすくするためにacconner exploration guiを使用する。
  本実験では銅板やプラスチックPC(ポリカーボネート)などの測定素材を発泡スチロールで保持してセンサと平行に配置して距離を決めて測定する。非測定物との距離が近すぎる場合、多重反射波が検出されたため、今回の実験では電波吸収材を使用することで多重反射波の影響を低減させた。
   屋内実環境下でミリ波帯測距センサを用いて実際の距離と測定値の差について明らかにした。実際の距離と測定値は素材によって数ミリのばらつきが発生した。これは素材によってミリ波が反射する場所が違うからだと考えられる。また測定距離が短いと精度が悪くなることが確認できた。
学術論文(共著)2023年3月屋内等閉所空間における近距離高分解能ミリ波レーダーで測距可能範囲電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:28
災害時に閉じ込められた人を救助する際に、無人機航空器等によって建設内部状況を調査可能な手段が求められている。近距離分解能ミリ波レーダは建物内で使用するのに適しているためレイトレース法による解析を行い、崩れている廊下等の屋内環境下での電波伝搬について調査した。
学術論文(共著)2023年3月放射部非共振クロススロットペアを有する同心円状アレーラジアルラインスロットアンテナの特性改善に関する解析と実験2023年 電子情報通信学会 総合大会B-1-71
円偏波平面薄型アンテナとしてRLSA (Radial Line Slot Antenna)がある。ラジアルラインへの給電を回転モードにするため非共振クロススロットが適用されている。スロット長を共振長から励振位相差90°つけている。給電部だけでなく、放射スロットアレー終端部に非共振クロススロットペアを用いることで原理的に最少構成のRLSAを設計できる。更に内周にTの字型スロットを適切に配列することで任意の利得を実現できる。非共振クロススロットペアに改良の余地が残されていることが判明した。
  本報告では非共振スロット長を適切な長さに改良することで軸比及び利得特性が向上することを解析と実験で示す。
学術論文(共著)2023年3月階段状段差構造導波管スロットアレーアンテナ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:35
高効率な平面導波管スロットアレーアンテナとして階段状段差構造を用いたアンテナが提案されている。スロットからの反射を打ち消せる構造であることを確認した。
  先行研究では隣り合う導波路の仕切りの壁の厚さを1mmとしていたが、モデル化の際に厚さを2mmとしたため、大幅にグレーティングローブが上がった。このことにより、仕切りの壁の厚さがグレーティングローブに大きく影響することを確認した。
学術論文(共著)2023年3月非GPS環境下における無人航空機搭載用ミリ波帯測距センサ電子情報通信学会 東京支部 学生会研究発表会(第28回)講演番号:40
周波数資源有効活用及び広帯域な周波数を使って距離分解能・角度分解能等を向上させるために、電波の中でも高い周波数であるミリ波帯(30GHz - 300GHz)を利用したセンサの研究開発が盛んになっている。
  今現在使われている無人探査機は主に、GPS(Global Positioning System)等の複数衛星からの信号を受信することで位置演算を行い、自機の位置を確認している。しかし、GPSは原理上衛星からの信号が受信出来なければ測位できない。地下や建物などの環境に入ると位置を把握出来なくなる可能性がある。
  本研究では、GPS信号が届かない環境下においても、障害物等を避けながら探査が可能とするために、ミリ波帯測距センサを利用して実験を行い、測距精度を確認する。
学術論文(共著)2023年7月A Waveguide Slot Array Antenna With Reflection-Canceling Stairs for Sidelobes Suppression at 38 GHzIEEEIEEE Access,  Vol.11, pp. 72942 - 72949, DOI: 10.1109/ACCESS.2023.3294821
This paper presents a simulation and experimental study of a 10×10 alternating phase-fed single-layer waveguide slot array antenna with reflection-canceling stairs (RCSs) at 38 GHz. The aim of the study was to improve the aperture efficiency of the antenna. Two optimization methods were employed: 1) RCSs for each slot were proposed and optimized for height and position to minimize reflection, and 2) the broad wall width and slot offset were optimized to suppress grating lobes. A design procedure for the feed part was also presented. The characterization of the proposed antenna was found to be in good agreement with simulation results, with a measured S11 of less than −20 dB and a gain of more than 27.71 dBi at 38 GHz (corresponding to an aperture efficiency of 85.6%). The results of this study demonstrate the feasibility of using the proposed antenna in millimeter-wave communication systems.
学術論文(共著)2023年9月ミリ波帯導波管階段状段差構造スロットアレーアンテナにおけるスロット端部形状の影響2023年 電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-62
一層構造逆相給電導波管スロットアレーアンテナにおいて、放射スロットからの反射波低減にはビームチルトテクニックや研究されていた。しかし、ビームチルトに頼らない反射抑圧方法が求められ、放射導波管形状に工夫をすることで反射を低減させる方法が提案された。放射スロットと導波管広壁面による反射を相殺するための階段状構造のアンテナの効果は解析と実験により実証された。以前はスロット端部が円形を45分割から90分割して解析していた。切削加工の進歩により矩形スロット(R0.04)の試作が可能となった。よって有限要素法解析においても矩形スロットによる解析と実験の値が一致するかを調査する必要がある。
  本研究の目的は、放射スロット端部形状が円形と矩形での解析特性に与える影響について明らかにする事である。
学術論文(共著)2023年9月非共振クロススロットを備えたラジアルラインスロットアンテナ2023年 電子情報通信学会 ソサイエティ大会B-1-63
円偏波平面薄型アンテナとしてRLSA (Radial Line Slot Antenna)がある。衛星放送受信やマイクロ波電力送信、ミリ波帯近距離超高速通信、小惑星探査機「はやぶさ2」や金星探査機「あかつき」の超長距離無線通信、半導体製造エッチングプロセスプラズマ発生装置などに応用されている。
  本報告では、放射スロットとして従来のTの字スロットと非共振クロススロットの組み合わせから、全ての放射スロットに非共振クロススロットを用いたRLSAについて特性を示す。
学術論文(共著)2024年3月GPS信号が届かない建物内で要救助者を捜索する 無人航空機搭載用ミリ波帯測距センサ2023年度 電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会講演番号: 50
非GPS環境において,高精度な測距センサを搭載した無人探査機で障害物を検知して,捜索活動に貢献することが目的である.本研究では,ミリ波帯センサ(60GHz ミリ波帯測距センサ)・超音波センサ(HC-SR04)・LiDAR センサ(tiny LiDAR ToF レンジファインダセンサ)で距離を測定し比較を行う.複数種類の測距方式において近距離では±1mm 以内のばらつきとなるミリ波帯センサが有効である事が実験によりしめされた.今後の課題としては,金属板に限らず他の材質で実験を行う事や対象物の角度を変えることである.
学術論文(共著)2024年3月ミリ波帯トリアージタッグシステムを活用した 災害時の新たな情報共有概念2023年度 電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会講演番号: 55
本研究目的は,『インフラが一時的に壊滅した状況において,災害現場の情報を患者とともに物理的に運ぶシステムの実現』である. 近年,トリアージタッグの電子化の研究が進み携帯回線や Wi-Fi を使った先行研究が進んでいる.大規模災害が起きた際,固定インフラなどが巨大地震等により固定通信網や携帯電話通信網のインフラが一時的に壊滅した状況にて時間が命を助けられるかどうかに重要に関わる.その際に現場の情報を患者とともに物理的に運ぶシステムが情報伝達の一手法として有効になる. 前例が少ないためミリ波帯トリアージタッグについて調査し,現状のトリアージタッグの問題点と改善点を調べた.また,RFID タグに簡単なシステムを書き込み読み取りしてみた.今後の課題としては,書き込むデータ量や内容の決定と通信速度を測定することである.
学術論文(共著)2024年3月ミリ波帯超広帯域インピーダンス整合及び平衡・不平衡変換給電に向けた同軸線路切りかけ構造2023年度 電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会講演番号: 49
超広帯域なアンテナを用いてセンサとしての近距離超高分解能レーダーを実現し,食品や製造ラインにおける異物混入を識別して安全性を確保することを目的としている.
超広帯域なアンテナとして動作する放射素子と給電構造の組み合わせにより近距離超高分解能レーダーを実現するための課題に取り組んだ.同軸外導体を放射素子への給電部分付近において斜めに切りかけ構造とすることで実現した.今後の課題は,余りに広帯域なため測定設備に応じた中心周波数にした場合での解析と実験である.
学術論文(共著)2024年3月階段状段差構造によるミリ波帯逆相給電一層構造導波管スロットアレーアンテナにおけるグレーディングローブ抑圧2023年度 電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会講演番号: 47
ミリ波帯向けアンテナにおいて高利得平面アンテナにおいて反射損失が少なく,かつ逆相給電特有のスロット千鳥配置により生じていたグレーティングローブを抑圧する.全体的に不要方向への放射が減り,正面方向アンテナ利得向上を実現する. 階段状段差構造の有無による解析結果を比較し, 約φ=45°方向に発生していたグレーティングローブを低減できていることを確認した.正面方向アンテナ利得はそれぞれ27.8 dBi と23.3 dBi であり、4.5 dB 向上した.

学外活動業績
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動
2015年4月~2017年3月日本国国家 防衛省 陸上自衛隊 立川駐屯地モニター 任期2年
2017年7月~2018年10月日本国国家 防衛省 予備自衛官補 技能区分 情報
2018年10月~2021年6月日本国国家 防衛省 予備自衛官 技能区分 情報 3等陸曹
2021年7月~2022年6月日本国国家 防衛省 予備自衛官 技能区分 情報 2等陸曹
2022年7月~2023年6月日本国国家 防衛省 予備自衛官 技能区分 情報 2等陸尉 特技 システム防護
2023年7月~  日本国国家 防衛省 予備自衛官 技能区分 情報 1等陸尉 特技 システム防護
学会・学術団体等の活動
期間 区分 学会・団体名、役職名等
2007年5月~  学術団体等電子情報通信学会 通信和文JB 常任査読委員
2008年12月~  学術団体等PIER & JEMWA 【 米国 】常任査読委員 英文
2009年4月~  学術団体等電子情報通信学会 エレクトロニクス英文EC 常任査読委員
2010年1月~  学術団体等電子情報通信学会 エレクトロニクス和文JC 常任査読委員
2010年3月~  学術団体等ACES (The Applied Computational Electromagnetics Society) 【 米国 】常任査読委員 英文
2010年3月~  学術団体等電子情報通信学会 ELEX 英文C 常任査読委員
2010年6月~2010年12月学術団体等APMC 2010 アンテナ部門 査読委員
2012年9月~  学術団体等IEEE 【米国】常任査読委員
2016年3月~  学術団体等電子情報通信学会 東京支部学生会 第21回研究発表会 座長及び審査員
2016年6月~2018年5月学術団体等電子情報通信学会東京支部 支部委員(学生会) 任期2年
2016年5月~  学術団体等IEEE AP-S 【 米国 】常任査読委員
2018年6月~2018年12月学術団体等APMC 2018 アンテナ部門 査読委員
2020年10月~2020年11月学術団体等ISAP 2020 電子情報通信学会 査読者
2023年1月~  学術団体等IEEE ACCESS 【米国】査読委員
1999年~  受賞拓殖大学、豊田精励賞
2006年12月~  受賞IEEE、 IEEE最優秀賞(The 3rd IEEE Tokyo Young Researchers Workshop)
2006年12月~  受賞IEEE、ビジネスプラン賞(The 3rd IEEE Tokyo Young Researchers Workshop)
2007年12月~  受賞電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究専門委員会、 若手奨励賞
2008年~  受賞日本無線技報奨励賞 優秀賞
2008年12月~  受賞IEEE、 IEEE AP-S Japan Chapter Young Engineer Award
2024年3月~2024年3月学術団体等第29回 電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会 座長・審査員
2023年3月~2023年3月学術団体等第28回 電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会 座長・審査員

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