種類 |
発行又は発表の年月 |
著書、学術論文、作品等の名称 |
発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 |
該当頁 |
概要 |
著書(単著) | 2017年9月 | 『経済数学入門-初歩から一歩ずつ-』 | 日本評論社 | 全頁 |
経済学部の1,2年生向けに詳しい経済数学の基礎を教える教科書である. |
著書(共著) | 2005年4月 | 『入門ミクロ経済学』 | ダイヤモンド社 | pp. 19-107 |
分かりやすいレイアウトで経済学の項目を提示した教科書である.不完全競争,ゲーム理論,およびゲーム理論を担当した. |
学術論文(単著) | 1998年1月 | 「チャネル選択と製品差別化投資」 | 『経済研究』,第49巻1号 | pp.47-57 |
流通チャネルの決定を上下の製品差別化投資から分析した研究を行っている. |
学術論文(共著) | 2005年11月 | 「企業結合と経済分析」 | 『競争政策研究センター共同研究報告書』,CR 05-05 | 全頁(共同研究のため抽出不可) |
企業結合審査の新しい手法を公正取引委員会の職員らと分析し紹介を行った. |
学術論文(共著) | 2006年6月 | 「リーニエンシー制度の経済分析」 | 『競争政策研究センター共同研究報告書』,CR 03-06 | 全頁(共同研究のため抽出不可) |
リーニエンシー制度(課徴金減免制度)の経済分析を理論と実験面で行った. |
学術論文(共著) | 2008年3月 | 「カルテルの実態調査と経済理論分析」 | 『競争政策研究センター共同研究報告書』,CR 03-07 | 全頁(共同研究のため抽出不可) |
近年のカルテルの様態をデータベース化して分析し,ある自治体における入札談合事件のデータから実証分析を行った. |
学術論文(共著) | 2012年3月 | 「ある自治体における公共調達の入札価格分析」 | 『跡見学園女子大学マネジメント学部紀要』,第13号 | pp.107-131 |
ある自治体の入札談合事件に係わる入札データを元に競争と談合の特徴を明らかにした. |
学術論文(共著) | 2012年3月 | 「医療用医薬品の流通に対する経済学的視点」 | 『広島国際大学医療経営学論叢』,第5号 | pp.17-30 |
医療用医薬品の流通に関する概要をまとめ経済学的な視点から分析を行った. |
学術論文(共著) | 2013年3月 | 「日本の医療用医薬品の卸売企業の現状とその経済学的分析」 | 『跡見学園女子大学マネジメント学部紀』,第15号 | pp.151-175 |
医療用医薬品の卸売企業の分析を財務諸表から行い,さらにそれに対して経済学的な視点からその特徴を明らかにした. |
学術論文(共著) | 2014年1月 | 「四大医薬品卸の取引慣行と2006 年度から2012 年度の収益性分析」 | 『跡見学園女子大学マネジメント学部紀要』,第17号 | pp.111-130 |
2006年から2012年にかけての四大医療用医薬品卸企業の収益性を分析した. |
学術論文(共著) | 2015年3月 | 「医療用医薬品流通における交渉力と薬価基準制度」 | 『応用経済学研究』第8巻 | pp.115-127 |
薬価基準制度のもとで卸売企業の競争がどのような次期の薬価に影響を与えるのかを分析した. |
学術論文(共著) | 2016年12月 | 「医療用医薬品の流通分析-卸の機能と情報提供サービスに関する実証研究-」 | 『日本商業学会 流通研究』第19巻,第1号 | pp. 15-24 |
病院と薬局からのデータを元に医療用医薬品の総価取引や単品単価取引という取引形態がどのように卸段階の競争から影響を受けるかを分析した. |
学術論文(共著) | 2019年4月 | 「医療用医薬品の納入価格と流通チャネル形態」 | 『JSMDレビュー』第3巻,第1号 | pp. 11-18 |
本稿では医薬品卸と薬局間の医療用医薬品の納入価格の影響要因について実証研究を行った。降圧薬の薬価とその卸価格の差の薬価に対する割引率を分析対象とした。薬局に対する,ある医薬品メーカーの薬剤の割引率は,その薬局がメイン卸(最
も高いシェアの卸企業)としている卸企業がその医薬品メーカーとどのような資本関係(系列関係)にあるかによって大きく影響を受けていた。強い系列卸をメイン卸とする薬局は,そのメーカーの医薬品を割引されない一方で,弱い系列や非系列の卸をメインとする薬局は大きな割引を得ていた。また,特許で保護されている薬剤には数量割引が確認された。更に,複数の薬剤を一括して取引して価格を決める総価取引は,割引率に大きな影響を与えないことが示された。 |
学術論文(共著) | 2020年2月 | How Should We Protect Innovations? | 応用経済学研究,第13巻 | p. 29-40 |
独占と複占のクールノーとシュタッケルベルグ競争の比較を通じて,イノベーションとそのスピルオーバー効果がある経済において競争がどのような機能を果たすかを経済厚生の面から分析した.1社のR&D投資をする企業とその活動からスピルオーバーを受けるもう一つの企業を考えている.スピルオーバー効果が小さい場合は模倣が望ましいことを立証した.さらに優れた技術のスピルオーバー効果が高い場合には,クールノー競争よりも独占の方が経済厚生が高くなることを明らかにした.2019年度,日本応用経済学会学術論文賞を受賞した. |
学術論文(共著) | 2021年10月 | Optimal intellectual property rights policy by an importing country. (with Takeshi Ikeda and Yoshihito Yasaki) | Economics Letters, Volume 209 | pp. 110 - 113 |
生産者が拠点を置いていない大きな市場を持つ輸入国の最適な知的財産権政策を研究した.イノベーションのコストが低い場合,政府は模倣を禁止すべきであり,イノベーションのコストに関係なく無料の模倣を許可すべきではないことを示した.さらに,比較的低コストのイノベーションを考えると,独占下の経済厚生はクールノー複占下の経済厚生を超える可能性がある.
したがって,イノベーションのコストが低い場合,イノベーターが他の国に拠点を置いている場合でも,参入制限は経済厚生を高める可能性がある. |
その他(単著) | 2018年5月 | 日本経済新聞 経済教室「ゲーム理論で考える (下) 司法取引、自白導く誘因カギ 弁護人の交渉力、成否左右」 | 日本経済新聞 | 全1頁 |
平成30年5月21日付けの日本経済新聞朝刊の経済教室欄に「ゲーム理論で考える (下) 司法取引、自白導く誘因カギ 弁護人の交渉力、成否左右」を寄稿した.新しく導入される司法取引制度の利点と欠点をゲーム理論的に一般の人々にも理解しやすい形で解説した. |
その他(単著) | 2021年5月 | 秋田魁新報の記事「県幹部ら2人起訴 官製談合事件」(秋田魁新報)にコメント掲出 | 秋田魁新報,2021年5月29日刊 | |
秋田県発注の工事の入札をめぐり県建設政策課職員や建設会社幹部が官製談合を行ったとする事件に関して取材を受け,公共工事の入札制度に詳しい学識経験者としてコメントが掲載された.公共工事の入札時の官製談合を防ぐ手段として「低入札価格調査制度」を挙げてその有用性について言及した. |
その他(単著) | 2021年12月 | 【学会発表】「薬局のジェネリック医薬品の採択要因と調達戦略」 | 生活経済学会北海道部会 2021 年度研究報告会,オンライン開催,2021 年 12 月 11 日 | オンライン開催,2021 年 12 月 11 日 |
供給不足問題が続くジェネリック医薬品に関してその安定供給のための調達方法の特徴をアンケートデータにより解析した. |
その他(単著) | 2022年3月 | 【学会発表】「医療情報連携ネットワークの現況とその課題」 | 第58回横幹技術フォーラム | p.1-41 |
2022年3月25日,第58回横幹技術フォーラム「地域医療の情報化における諸問題とその克服に向けた課題」にて報告した.横浜市の医療情報に関するデータをもとに医療従事者が医療情報の交換の利便性や電子カルテの使用や地域医療ネットワークの活用により高まることを明らかにした. |
その他(共著) | 1996年10月 | 【翻訳】『エコノミスト数学マニュアル』(バーク,シュドセーテル著 ) | 日本評論社 | |
経済数学の公式集を翻訳した. |
その他(共著) | 2016年10月 | 【学会発表】“Endogenous Stakelberg Leadership in Vertical Structure” | 日本応用経済学会 20018年秋季大会 | pp. 1-34 |
平成30年10月28日(土),大東文化大学で開かれた日本応用経済学会2018年秋季大会にて表題の論文を発表した.共著者は鈴木浩孝先生である.上下の関係のある経済において上流企業がどのように下流のリーダーを決めるのかを分析した.上流企業が卸売価格を順番に決める方法によって下流のシュタッケルベルグ先導者が現れることを明らかにした. |
その他(共著) | 2018年6月 | 【学会発表】“How should we protect innovations?” | 日本応用経済学会 2018年春季大会 | pp. 1-13 |
平成30年6月23日(土),京都大学で開かれた日本応用経済学会 2018年春季大会にて表題の論文を発表した.発表者は共著者の池田剛士先生である.共著者は池田剛士先生の他矢崎敬人先生である.イノベーションとそのスピルオーバー効果がある経済において競争がどのような機能を果たすかを経済厚生の面から分析した.スピルオーバー効果が小さい場合は模倣が望ましいことを立証した. |
その他(共著) | 2018年11月 | Lost Prots and Unjust Enrichment as Patent Infringement Damages | 第13回日中経営フォーラム(主題:イノベーションと企業の国際化) | p. 1-12 |
平成30年11月2日,華東理工大学(中華人民共和国,上海市)で開かれた第13回日中経営フォーラム(主題:イノベーションと企業の国際化)において表題の論文の発表を行った.本論文の共著者は,矢崎敬人先生・山田玲良先生である.特許侵害のおいて不当利得の剥奪スキームは,逸失利益の補填スキームよりも,R&D投資の効率性が低い場合に,過剰に特許を保護することを解明した. |
その他(共著) | 2022年6月 | 【学会発表】"Welfare Effects of Intensifying Competition in the Presence of an Innovator" (with Takeshi Ikeda and Yoshihito Yasaki) | 日本応用経済学会 2022年度春季大会 | p.1-17 |
2022年6月26日,日本応用経済学会 2022年度春季大会にて報告した.競争が激化したときの社会厚生がイノベーションを通じてどのように影響を受けるかを明らかにした. |
その他 | 2019年3月 | 司法取引 効果のほどは 弁護士の役割重要に | 日本経済新聞電子版 2019/3/4 夕刊 | 1ページ |
日本経済新聞の司法取引に関する取材を受け,コメントが掲載された. |