研究分野・課題  |
研究分野活動 |
研究分野:「接着強度の評価方法に関する研究」
現在、環境問題などを考慮すれば、様々な面から省エネルギー化に取り組む必要がある。自動車やエレベータなど、移動型の構造物に対して省エネルギー化を進めるには、軽量化が重要であり、取り外しを必要としない接合部については、ボルトやリベットの代わりに接着剤を用いることが構造物を軽量化する一つの方法である。しかし、接着接合法については、接着剤の強度が被着体に対して低強度でありかつ不明確であること、被着体と接着剤に相性があること、接着接合部の形状が複雑で接合部に生じる応力を単純計算できないことなど、多くの問題があり、簡単に接合法の置き換えができるわけではない。これらの問題を解決し、接着接合法を用いた接合部についても強度設計が可能となるよう、研究を行っている。 |
研究課題 |
接着接合法は多くの問題をひとまとめにして考慮、検討されることが多い。問題点を分離し、個々に解決法を導けば、接着接合法を用いた接合部を容易に強度設計できるようになると考えられる。有限要素法の発展により複雑な形状の構造物が設計できるようになり、接着剤自体の改良により個々の被着体に適した接着剤が供給されるようになった現在、強度設計の基準となる値を導き出せれば、強度設計が容易になり、接着接合法が多く用いられ、省エネルギー化が進む可能性がある。強度設計の基準値としては接着剤自身の強度がある。そこで、接着剤の強度評価方法について研究を行っている。接着剤、被着体の組み合わせは無数に存在するため、接着剤メーカが測定、提示するだけでは不十分であり、ユーザが直接測定できるよう簡便な方法を提示する必要がある。 |
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学外活動業績  |
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動 |
期間 |
機関名、役職名等 |
2002年6月~2018年3月 | 中央職業能力開発協会 CADトレース技能審査中央試験委員 | 2004年4月~ | 中央職業能力開発協会 技能五輪全国大会「機械製図」職種 競技委員 | 2013年6月~ | 中央職業能力開発協会 「機械・プラント製図」中央技能検定委員 |
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学歴・職歴・研究業績等  |
外部リンク |
SNS URL  |
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