工藤 芳彰 [ KUDO Yoshiaki ]
大学院所属研究科 工学研究科 情報・デザイン工学専攻 職名 教授
担当科目




学 歴
年月 学歴 学位
論文
1989年3月大分県立杵築高等学校 卒業 
 
1993年3月九州芸術工科大学 芸術工学部 工業設計学科 卒業 
 
1996年3月拓殖大学 工学研究科 工業デザイン学専攻 修了 
 
2004年3月学位取得(博士(工学)・拓殖大学) 
 

職 歴
年月 職歴
1996年4月拓殖大学 工学部 工業デザイン学科 実験助手
2004年4月拓殖大学 工学部 工業デザイン学科 教育助手
2007年4月拓殖大学 工学部 工業デザイン学科 助教
2012年4月拓殖大学 工学部 工業デザイン学科 准教授
2015年9月グリニッジ大学 建築景観学科 客員研究員(~2016年8月)
2012年4月デジタルハリウッド大学 非常勤講師(~2020年3月)
2020年4月拓殖大学 工学部 工業デザイン学科 教授

研究業績
研究分野活動
専門分野であるデザイン史の知見から、主に八王子市をフィールドに、地域の文化や教育、活動をサポートするデザイン提案をおこなっている。これまでに、八王子市の教育委員会や小学校、祭礼組織等と協働している。日本デザイン学会、日本生活学会、デザイン史研究会、アジアデザイン文化学会に所属。2003年3月に「『ステューディオ』誌創刊者チャールズ・ホームの編集活動と日本観に関する研究」により博士(工学)の学位を取得。
研究課題
現在の研究テーマは、地域活動をサポートするためのデザイン提案と、将来の地域づくりのためのデザイン提案、デザイン提案の基盤となる地域研究の3つである。ここ数年、築いてきた地域の人々との関係を活用し、デザイン提案の具体化や実施につながるよう、研究を深化発展させていきたい。
研究助成等
年月 区分 課題番号・名称・題目・機関名等
1997年科学研究費補助金車体形状の誇張による特徴把握と概念情報との関係に関する研究(基盤研究C(2))
1998年科学研究費補助金車体形状の誇張による特徴把握と概念情報との関係に関する研究(基盤研究C(2))
1999年科学研究費補助金製品デザインにおける様式の枠組みとその生成に関する研究(基盤研究C(2))
2000年科学研究費補助金製品デザインにおける様式の枠組みとその生成に関する研究(基盤研究C(2))
2002年科学研究費補助金1890年代にイギリスの芸術雑誌が形成した日本イメージの分析(若手研究(B))
2003年科学研究費補助金1890年代にイギリスの芸術雑誌が形成した日本イメージの分析(若手研究(B))
2005年学外サウンドによる身体技術の伝達と共有のためのツール(財団法人サウンド技術振興財団)
2007年学外八王子市指定有形文化財山車調査(八王子市教育委員会委託調査)
2008年学外八王子市指定有形文化財山車調査(八王子市教育委員会委託調査)
2009年学外八王子市指定有形文化財山車調査(八王子市教育委員会委託調査)
2004年学内今日のデザイン・メディアの様態と編集の構造に関する基礎的研究(理工学総合研究所研究助成・個人研究(A))
2005年学内World Wide Webを利用したデザイン情報の編集構造(理工学総合研究所研究助成・個人研究(A))
2010年学内フィジカルな遊びの共感性に着目した子ども向け知識共有ツールの開発(理工学総合研究所・共同研究助成)
2011年学内フィジカルな遊びの共感性に着目した子ども向け知識共有ツールの開発(理工学総合研究所・共同研究助成)
2011年学内八王子市の地域活動および地域教育の現状調査およびデザイン支援(工学部採択型個人研究)
2012年学内サーモグラフィによる情動測定をもちいた地域学習ツールの検証(工学部採択型個人研究)
2013年学内地域文化的サスティナビィリティを高める学習ツールの開発(工学部採択型個人研究)
2014年学内地域文化的サスティナビィリティを高める学習ツールの開発(工学部採択型個人研究)
2017年学内特別支援教育を必要とする児童・生徒のための総合学習アプリケーションの開発(理工学総合研究所・共同研究助成)
2018年学内八王子市立高尾山学園のための学習導入ツールの開発(理工学総合研究所・共同研究助成)
資格・特許等
年月 名称
   

著書・学術論文等
種類 発行又は発表の年月 著書、学術論文、作品等の名称 発行又は発表雑誌等又は発表学会等の名称 該当頁
概要
著書(単著)2004年3月『ステューディオ』誌創刊者チャールズ・ホームの編集活動と日本観に関する研究拓殖大学申請学位論文 
先駆的な芸術雑誌『ステューディオ』創刊者チャールズ・ホームの編集活動と日本観を明らかにするために、1893年の創刊以降1915年までに掲載された日本に関する記事を分析した。その結果、ホームは西洋の美術とデザインの指針とするために、日本の伝統美術・工芸の特質と、日本美術の変革に焦点をあてた記事を編集していたことを明らかにした。彼は日本の芸術を、さまざまな環境の変化に柔軟に適応し、その用と美を失わないものとして捉えていたことを指摘した。
著書(共著)2004年7月ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ梧桐書院121-123
本稿はウィリアム・モリス論の一つとして、『ステューディオ』誌を紹介するとともに、同誌がアーツ・アンド・クラフツに果たした役割について考察した。その結果、モリスらが自作品に具現化した思想を世界的なムーブメントにするためには、チャールズ・ホームのような実業家的編集者が必要だったこと、そして、まさにこの点において、『ステューディオ』誌は先駆的な芸術雑誌としての評価を得るべきであることを指摘した。
学術論文(単著)2017年3月地域調査にもとづく「地域のためのデザイン」の試みやまぐち地域社会研究14号63-70
筆者が関わった八王子市有形文化財山車調査の共同者である坪郷英彦先生の定年退職を記念して、同調査の成果を踏まえた指導学生の修士論文の概要について紹介した。内容は、同市南町の山車巡行を調査対象に、その歴史と祭礼組織の現状、山車の利用形態について明らかにした後、次世代育成のための学習ツール(カードゲームおよび動画コンテンツ)を開発したものである。
学術論文(単著)2018年3月ロンドンのメイダベール通り88番地の地域資源的価値拓殖大学理工学研究報告 Vol.15 No.119-30
本稿は、筆者が1年間暮らしたロンドンのメイダベール通り88番地が有する地域資源的価値について、地域開発や建築、生活文化、創作活動などの視点から考察したものである。調査の結果、同地所は、中世後期以降のイギリス史や、東西に広がるセントジョンズウッドやメイダベールの開発史に関連していた。また1820年代に二軒一棟式で建てられた後、増築でテラスハウス化した住宅は、ジョージアン様式のインテリアを有し、典型的な上級中流階級の生活文化を伝えていた。1940年代後半以降は作家クリスチアナ・ブランドの書斎として使われた。21世紀に入ると日本人女子留学生を中心としたシェアハウスとして機能した。
学術論文(単著)2019年3月昔話を題材としたボードゲーム型総合学習ツール『とんとんならべ』の検証デザイン学研究 Vol.65 No.419-28
八王子市に伝わる昔話を題材とした中・高学年の「総合」科目用のボードゲーム型学習ツール『とんとんならべ』の授業内検証をとおして、1)円滑な利用、2)学習意欲の刺激、3)グループワーク(協働)の充実、の3つに関する有効性を確認した。
学術論文(共著)2000年12月1890年代の『ステューディオ』誌掲載日本特集記事におけるジャパン・ソサイエティの役割デザイン学研究 Vol.46 No.517-24
1890年代の『ステューディオ』誌に対し、日本研究の専門団体であるジャパン・ソサイエティが果たした役割を考察した。その結果、編集長ホームが参画したジャパン・ソサイエティのコネクションが、『ステューディオ』誌の日本に関する記事のテーマや執筆者の特定に強く関与していたことを明らかにした。
学術論文(共著)2001年3月大國魂神社例大祭「暗闇祭」の御先拂太鼓に関する用具論的考察デザイン学研究 Vol.47 No.631-40
東京都府中市の大國魂神社の御先拂太鼓を対象として、その実体、保持・運搬用具、演奏方法、太鼓の役割等について検討した。その結果、太鼓の特徴として、ブレーキ付台車やクレーン等の用具のシステムを備えていることと、新しい演奏方法を確立していることを指摘した。
学術論文(共著)2001年3月綴子神社祭典「大太鼓祭り」の和太鼓に関する用具論的考察デザイン学研究 Vol.47 No.641-50
秋田県鷹巣町の綴子神社祭典の和太鼓を対象として、その実体、保持・運搬用具、演奏方法、太鼓の役割等について検討した。その結果、太鼓の特徴として太鼓の造形美を保ちつつ大型化させたことと、房飾りなどの利用によって視覚的な魅力を洗練させたこと、リフト機能付台車などの用具のシステムを備えたことを指摘した。
学術論文(共著)2002年7月『ステューディオ』誌創刊者チャールズ・ホームの経歴デザイン学研究 Vol.49 No.377-84
『ステューディオ』誌創刊者チャールズ・ホーム(1848-1923)の経歴を文献調査と実地調査をもとに検証した。その結果、ホームのステューディオ編集部での活動が、ジャパン・ソサイエティでの日本研究や、アプトン・グレイでの住生活と平行しておこなわれ、それぞれがリンクしていたことを明らかにした。
学術論文(共著)2002年10月創刊当初の『ステューディオ』誌の編集方針デザイン学研究 Vol.49 No.41-10
『ステューディオ』誌の創刊当初の編集方針を考察するために、既往の研究と創刊の経緯、創刊号の誌面と創刊(1893)年の主要記事を分析した。その結果、『ステューディオ』誌の編集方針は、芸術やデザインに興味を有する一般の人々に、アーツ・アンド・クラフツ運動の思想を啓蒙することであった。そうした編集方針ゆえに、同誌は商業的に成功し、19世紀末から20世紀初頭に展開したデザイン運動の拠り所となったことを指摘した。
学術論文(共著)2003年3月『ステューディオ』誌の日本に関する記事(1902-1915)の掲載意図デザイン学研究 Vol.50 No.411-20
本論文は、『ステューディオ』誌編集長ホームが日本の情報をどのような意図で編集したのかを考察するために、1902年から1915年までの記事を分析した。1902年以降、次第に西洋美術の影響下にある日本美術界の動向を伝えようとする記事が表れ、1910・11年の日英博覧会を契機として、執筆者が原田治郎ら同博日本事務局の関係者に変わる。このことは、ホームが日本の美術・工芸を引き続き注目していた証拠である。
学術論文(共著)2003年3月『ステューディオ』誌の日本に関する記事(1983-1901)の掲載意図デザイン学研究 Vol.50 No.41-10
本論文は、『ステューディオ』誌編集長ホームが日本の情報をどのような意図で編集したのかを考察するために、創刊(1893)年から1901年までの記事を分析した。記事の半分近くをホームが執筆していた。他の執筆者も訪日経験と日本美術・工芸に関する幅広い専門知識を有した者で占められていた。彼らは日本の伝統芸術が適度な装飾性を有すると指摘し、その「用と美」はイギリスの応用美術が見習うべき手本であると主張した。
学術論文(共著)2004年3月デザイン領域の新たなる広がりとしてのExperience Design芸術科学会論文誌3巻第1号35-44
デザインの対象が「モノ」から「コト」への移行がいわれて久しい昨今、ユーザが製品や提供される環境を利用していく全体的な経験を視野に入れた「エクスペリエンス・デザイン」の重要性が高まっている。本論文は、「エクスペリエンス・デザイン」の視点から、研究事例などをとおして、新しい領域へと広がっていくデザイン研究、および実践のあり方を検討した。
学術論文(共著)2006年12月Relationship between stationary factor variational factor for generating moods in driveInternational Journal of KANSEI Engineering, 023/Vol.6, No.31-6
 
学術論文(共著)2008年11月中学年児童を対象とした地域性を有する物語創作の試み-物語を軸とした地域教育とデザインデザインシンポジウム2008講演論文集403-406
本研究は、小学校高学年の地域教育をとおして、地域資源に根差した多様な物語のデータベースを構築し、それをデザイン発想の源とするための枠組みを構築しようとするものである。本稿では、東京都八王子市をケーススタディとした物語創作ツールの試作と検証について報告した。文献調査と予備実験をもとに、中学年児童向けの物語創作ツールを作成した。ツールは複数の物語作成シートからなり、記入の目安として番号をふってあるが、どこからはじめても、書き換えも自由である。検証の結果、比較的短時間で物語が創作され、ツールの有効性を確認した。
学術論文(共著)2009年8月家政学系分野女子大学及び多摩地域衣食住関連企業における産学・地域連携の取組みに関する調査研究家政学院大学紀要 自然科学・工学系第49号51-60
本稿は、家政学系女子大学おける産学・地域連携に関する取組みの現状を調査し、その独自性を踏まえ、連携に先進的な大学の事例と比較することによって、課題ならびに今後の進むべき方向性を検討したものである。その結果、大学に専門組織を配置し、スタッフを確保することが課題であること、今後はさまざまの補助金によって得られた成果を教育面や研究部面へ活用していくことが期待されることを指摘した。
学術論文(共著)2009年9月八王子祭山車はどのように認識されているか民具研究140号79-90
本稿は、八王子市の山車まつりを対象として、都市において、祭礼とその用具がどのような役割を果たしているか、そのように認識されているかを考察したものである。調査の結果、市指定文化財を含め、山車は活用保存されており、町会を母体とする巡行の実行委員会の人々は、保存と修理ための費用を捻出するとともに、メンテナンスのための技術者ネットワークを形成していた。すなわち、山車の存在が技術継承のコアとなっていた。
学術論文(共著)2009年11月The present conditions and the problems of the festival car (Dashi) cruise in Minamicho, Hachioji-shi, TokyoThe 4th International Symposium on Creation of Design Culture123-132
In late years various social problems occur by the collapse of the community in Japan. An ideal method of new area community is groped for to deal with this problem. For such an activity, local education for the young group taking the next era is indispensable. A purpose of this study is to design an education tool for support of the culture succession that considered the actual situation of the transformation of the local culture by the urbanization. In this announcement, we reported a festival car cruise of Minamicho that was one of an old town of Hachioji based on investigation of 2008 and 2009.
学術論文(共著)2010年10月A Design of the Learning Tool to link Children and Local together―An activity of the Kudo laboratory, Takushoku UniversityThe 5th International Symposium of Asian Design Culture Society383-388
This report introduced an activity a design of the learning tool to link children and local together" of Kudo laboratory
学術論文(共著)2010年10月A Design supporting the Succession of the Festival Culture in a Case Study of the Float Cruise of Minami-cho, Hachioji-shi, TokyoThe 5th International Symposium of Asian Design Culture Society313-318
The purpose of this study is going to support the succession of the festival culture by a design. In Minamicho, Hachioji-shi, Tokyo, the Float Cruise Festival of the origin is succeeded to for Edo period. At first we investigated the present conditions of the festival organization and considered the future. Next, we designed a card game about the festival car cruise for acquisition and upbringing of a long-term successor. Three relations to tie a townsman and a participant out of a town to by a close inspection of the member constitution of the festival organization became clear. As a result of consideration, we pointed out that it was necessary to bring up the member of young generations for the middle term, to raise the sense of values of the town outside member about a festival car and the cruise in the long term. On the basis of the above, we suggested a card game festival car bill. The player acquires basic knowledge about the float cruise Festival through this game.
学術論文(共著)2015年3月子どものための地域学習ツールのデザインの試み拓殖大学理工学研究報告Vol.13 No.229-36
筆者が主催するコミュニティデザイン研究室が、「フィジカルな遊び」が有する共感性に着目して開発に取り組んだ児童向けの地域学習ツール3件について紹介し、今後を展望した。ツールは、調べ学習の能動性を高めることを目的とした鉛筆型サイコロツール『ボクタゴン』と、調べ学習の成果を発表・共有することを目的とした花型ツール『フラワーノート』、鬼遊びのローカライズを目的とした手帳型ツールである。
学術論文(共著)2018年3月とんとんならべ:昔話を題材としたボードゲーム型総合学習ツール日本デザイン学会作品論文集Vo.23 No.146-51
東京都八王子市に伝わる昔話「とんとんむかし」を題材とするボードゲーム型総合学習ツール『とんとんならべ』は、将来のソーシャルデザインの基盤づくりの視点から、小学校中・高学年の「教科以外の学習の時間」の一つである「総合的な学習の時間」に着目し、児童の学習に対する主体性と協同性の向上を支援するために、授業内検証を踏まえて開発したものである。ゲームプレイには読み聞かせをとおした物語の理解が必要で、中学年児童は物語を拠り所として地域の歴史や文化を学ぶ。高学年児童は「調べ学習」等の成果をオリジナルゲームに変換する作業をとおして、知識の定着と共有を促すとともに、創造性を育む。
学術論文(共著)2019年3月知的障害児に対するアプリケーションを用いた歯磨き指導の効果弘前大学教育学部研究紀要クロスロード第23号(通巻63号)131-137
知的障害者のための歯磨き支援アプリケーション『いっしょにはみがき』がもたらす磨き残しの改善効果を検証するために、軽度から中度の知的障害のある弘前大学教育学部付属養護学校中学部生徒9名を被験者として、アプリケーションの使用時、不使用時の効果を検証した。その結果、統計的に効果を確認し、指導の重点およびアプリケーションの改善点を示した。
学術論文(共著)2021年6月八王子駅北口西放射線通りユーロードおよび隣接街区公園の現状と課題 −コミュニティ支援のための都市空間のリノベーションに関する研究(1)日本デザイン学会第68回春季研究発表大会概要集206-207
本稿は、八王子駅北口から北西に走る歩行者専用の西放射線通りユーロード、および3つの隣接街区公園の整備史と現状、および課題を整理した。対象空間は、戦災復興計画にもとづく区画整理事業(1948-59)によって新規整備されたもので、買物公園道路化(1983-86)、オープンギャラリー化(1978-98)、美装化(2018-20)等をへて、現在の姿となっている。市の代表的なイベント空間としても知られ、その運営や維持管理については、市の所管部課、指定管理者、周辺の町会や商店街が分担調整している。街区公園の利用形態(平日11-14時)に関する予備調査の結果、ほとんどの滞在者がごく短時間の休憩および時間調整に利用しており、ポケットパークとしての日常的な魅力の不足が示唆された。
学術論文(共著)2022年3月おりかぶと:八王子城跡の魅力を高めるヘッドアイテムデザイン学研究作品集 No.2790-94
中世山城の姿を伝える国史跡・八王子城跡は、八王子市策定の日本遺産認定ストーリーの筆頭に位置付けられるなど、今後の利活用が期待される地域資源である。私たちは同城跡の魅力向上に重要な役割を果たしている八王子城跡オフィシャルガイドおよびNPO法人八王子城跡三ッ鱗会に着目し、その活動を支援するヘッドアイテムをデザインした。『おりかぶと』は、折ると兜になる800mm角の合成紙製の折り紙で、高い防水性および耐久性と、両面印刷を活かしたモードチェンジ(足軽モード・大将モード)を特徴とする。折ると裏面になる部分には、折り方が表示されている。同城跡でのガイドツアーやイベント時に参加者自らが折って身に付けることにより、その経験価値を高めることができる。『おりかぶと』は関係者から高い評価を得て、Covid-19流行終息後の上記団体での利活用、および市博物館「はちはく」の公式グッズ採用が予定されている。
その他(単著)2009年3月八王子の山車まつり : (1)山車文化の継承発展と山車まつりの現状木材工業Vol.64 No.3140-141
本稿は、八王子の山車まつりを題材として、デザイン解説をおこなったもので、特に山車巡行の継承と現状について述べている。
その他(単著)2009年4月八王子の山車まつり : (2)山車の構造にみる多様性木材工業Vol.64 No.4198-199
本稿は、八王子の山車まつりを題材として、デザイン解説をおこなったもので、特に山車の構造について述べている。
その他(単著)2009年6月八王子の山車まつり : (3)山車の形状木材工業Vol.64 No.6296-297
本稿は、八王子の山車まつりを題材として、デザイン解説をおこなったもので、特に山車の形状について述べている。
その他(単著)2009年7月八王子の山車まつり : (4)神輿と山車木材工業Vol.64 No.7344-345
本稿は、八王子の山車まつりを題材として、デザイン解説をおこなったもので、特に神輿と山車について、それぞれの役割を述べている。
その他(単著)2009年8月八王子の山車まつり : (5)彫刻木材工業Vol.64 No.8394-395
本稿は、八王子の山車まつりを題材として、デザイン解説をおこなったもので、特に山車を飾る彫刻類について述べている。
その他(単著)2013年3月コミュニティデザインとしての「子どものためのデザイン」の試みデザイン学研究特集号 Vol20 No.326-29
 
その他(単著)2014年11月上田市鹿教湯温泉地域のための魅力発見ハンドブックのデザイン日本デザイン学会デザイン学研究特集号Vol.11 No.4「フィールドワーク再考」58-65
 
その他(単著)2015年6月不登校の子どものための高尾山学園を支援するデザインプロジェクト日本デザイン学会第62回研究発表大会概要集A2-03(J-Stage)
 
その他(共著)1996年10月近世における婦人居室用婚礼道具の高さについて-『婚禮道具諸器形寸法書』にみる道具の寸法体系(1)日本デザイン学会第43回研究発表大会概要集72
1795(寛政5)年、齋藤玉山が著した『婚禮道具諸器刑寸法書』にみる道具の寸法体系の研究の一環として、同書に掲載された婚礼道具の内、『日本の美術・第3号「調度」』の第123図「婦人居間飾付」に示された道具の高さについて検討した。
その他(共著)1997年10月15~18世紀イギリスにおけるガラス鏡の諸形態-鏡のデザインに関する研究(1)日本デザイン学会第44回研究発表大会概要集163
 
その他(共著)1997年10月地域振興を目的とした施設の比較分析-静岡県における地域振興とデザイン(2)日本デザイン学会第44回研究発表大会概要集165
静岡県に建設予定の「駿河・匠宿」の施設計画を検討する一環として、各地の地域振興を目的とした施設の比較・分析を行った。
その他(共著)1997年10月婦人居室用婚礼道具に関する寸法書と伝世品の比較-『婚禮道具諸器形寸法書』にみる道具の寸法体系(2)日本デザイン学会第44回研究発表大会概要集183
『婚禮道具諸器刑寸法書』がどの程度基準とされていたのか、同書と伝世した婚礼道具の寸法を比較し、検討した。
その他(共著)1998年10月Range of Frequency Spectrum Contributing to Identification - A Study of the Relation between Transformations of Outline Shape abd the Grasping Characteristics based on Car BodysBulletin of Third Asian Design Conference517-524
乗用車の特長把握において形の骨格を崩すことなく変形を行うために、輪郭線の周波数スペクトルにどれだけ形情報が含まれているかを推定し、特長把握との関係について検討を行った。その結果、輪郭線の角の丸みの大きさと周波数スペクトルの対応関係を明らかにした。
その他(共著)1998年10月Rural romanticismとユートピア日本デザイン学会第45回研究発表大会概要集62
今後の地方における生活を考えていく上で重要な意味をもつと思われるRural romanticismとユートピアについて、ウィリアム・モリスの夢想するユートピア、我が国のユートピアンである宮沢賢治、武者小路実篤の理想から、その概念を探究した。
その他(共著)1998年10月The Types and Production Methods of the Japanese Drums and the Korean Drums(Buk)Bulletin of Third Asian Design Conference747-752
 
その他(共著)1998年10月ヨーロッパ有名陶磁器ファクトリーの創設と展開日本デザイン学会第45回研究発表大会概要集262
ヨーロッパの著名な陶磁器ファクトリーである、国立マイセン製造所(ドイツ)、国立セーブル製陶所(フランス)、ウェッジウッド社(イギリス)、ロイヤル・コペンハーゲン社(デンマーク)を中心として、創業以来の活動を概観し、各社の製品展開とその特質を考察した。
その他(共著)1999年10月ジョージ・ジェンセン社におけるブランド・イメージの形成日本デザイン学会第46回研究発表大会概要集204-205
今世紀初頭に創設された世界的な銀器メーカーであるデンマークのジョージ・ジェンセン社の創業以来の活動を概観し、ブランド・イメージが形成されていく過程を検討した。
その他(共著)1999年10月山梨県勝沼町を支援するデザインプログラムの試み拓殖大学理工学研究報告 Vol.7 No.247-58
平成10年度に「山梨県勝沼町を支援するデザインプログラム」と題して行ったデザイン論研究室の卒業研究の内容と、その成果を勝沼町で発表した展示の様子を報告した。研究テーマの例をあげれば、剪定したぶどう蔓でオブジェを制作しようとする「勝沼ぶどうの樹芸術祭」や、名所旧跡を町民の俳句とともに紹介する「勝沼町郷土かるた」などである。町民に対するアンケートでは全般に好意的な意見を聞くことができた。
その他(共著)2000年10月ヤシ葉製祭祀容器Bantenのある空間―バリ島のヤシ葉製祭祀用具の研究2日本デザイン学会第47回研究発表大会概要集416-417
 
その他(共著)2000年10月ヤシ葉製祭祀容器Bantenの素材の採取,制作,使用様態から廃棄まで―バリ島のヤシ葉製祭祀用具の研究1日本デザイン学会第47回研究発表大会概要集414-415
 
その他(共著)2001年10月地域をテーマとしたデザイン教育拓殖大学理工学研究報告 Vol.8 No.215-24
平成12年度に「山梨県勝沼町を支援するデザインプログラム」と題して行ったデザイン論研究室の卒業研究の内容と、その成果を勝沼町で発表した展示の様子を報告した。研究テーマの例をあげれば、勝沼町の近代化遺産を学ぶ[日川野外博物館の提案]や、郷土料理とワインを提供し、観光客と町民の交流をはかる「文化を楽しむワインテラスの提案」などである。町民へのアンケートでは、地元の魅力を再発見することができた等の意見を聞くことができた。
その他(共著)2003年3月ヤシ葉製容器Bantenの材料と制作法拓殖大学理工学研究報告 Vol.8 No.473-82
インドネシア共和国バリ島において日常的に制作されるヤシ葉製の供物容器「バンテン(Banten)」のデザインを解明する一環として、その材料と制作法に関する現地調査の分析結果をまとめた。その結果、多様なバンテンのデザインは「原型」-「亜種」-「ヴァリエーション」として分類できることを指摘した。
その他(共著)2004年1月デザイン論研究室1992-2003拓殖大学理工学研究報告 Vol.9 No.13-12
本稿は、1992年4月から2004年3月までの12年間に及ぶ拓殖大学工学部工業デザイン学科のデザイン論研究室の教育・研究活動をまとめたものである。その内容は、研究室の位置付けや設立の経緯、担当科目や卒業研究等の学部教育、大学院生による学会活動や修士・博士論文指導等の大学院教育、研究室主催の海外研修旅行など、多岐にわたる。
その他(共著)2004年6月ユーザの文脈に基づく携帯電話操作シーンのシナリオによる記述方法日本デザイン学会第51回研究発表大会概要集202-203
本稿はユーザのニーズに合わせた携帯電話の操作手順の開発を支援することを目的とする。まず、ビデオカメラを使用したプロトコル解析によって、ユーザが状況に応じて生み出す操作の流れ(文脈)を分析した。そして、ラフ集合を用いて基本的な操作手順に付加するプロセスと、文脈を操作シーンとして記述する方法について検討した。その結果、実際の調査から操作シーンを記述することに成功した。
その他(共著)2004年6月取扱説明書と製品が補完しあうシステム日本デザイン学会第51回研究発表大会概要集204-205
本稿は、取扱説明書と製品が補完しあうシステム構築の一助として、既存の説明書が製品の操作を補完するために何を説明しているのかを明らかにし、取扱説明書と製品の新たな関係について考察した。その結果、説明の仕方には手順重視タイプと効率的タイプがあること、ユーザに正しいメンタルモデルを形成させるには、操作ボタンのグループ化、操作手順の一覧表、具体的なシーン表示の三点を明示する必要があることを指摘した。
その他(共著)2004年6月気分を演出するナビゲーションシステム日本デザイン学会第51回研究発表大会概要集198-199
本稿はドライブ(車による移動)を楽しむための能動的なルート選択システムの構築を試みた。まず、アンケート調査をもとにドライブ時に得られる気分(スリリング、しみじみ、さわやか、ロマンチック、冒険的)を求めた後、ラフ集合をもちいて、各気分を決定する事柄の条件を抽出し、それぞれの縮約(気分を誘発する要因の組み合わせ)を得た。そして、その成果をもとにシステムの試案を作成し、実際のドライブで検証をおこなった。
その他(共著)2004年6月経験をデザインするためのデザイン要件日本デザイン学会第51回研究発表大会概要集200-201
本稿は一般設計学の知見を踏まえ、ユーザの経験価値を高めるためのデザイン要件を考察した。まず、経験価値向上の成功事例を収集するとともに、経験を拡張する方法を共有、置換、転換、利用、拡張の5つに分類し、それらを関連づけた。また、経験をデザインする方法について、間接的方法から直接的方法まで、経験の隠喩、疑似・模擬、選択、追体験、相乗効果、圧縮・短縮の6つにまとめた。
その他(共著)2004年12月+20分の駅-中規模駅のための開発モデルの提案八王子産学公連携機構 第4回研究成果発表講演会/第2回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集142-143
大規模ターミナル駅の駅ビル化などに対して、魅力的な小・中規模駅の開発モデルはほとんどない。本稿は、八王子市内の典型的な中規模乗換駅である西八王子駅を対象に、駅空間の新たな開発モデルを提案した。そのコンセプトは「待ち時間の有効活用」であり、最大20分を楽しく過ごすための駅とした。具体的には、店舗の配置、情報取得ブースの設置、トイレ空間の見直し、待合い空間の設置である。
その他(共著)2005年6月Form gives function-製品デザインにおける機能と形態の新しい方向性日本デザイン学会第52回研究発表大会概要集266-267
本稿は機能と形態の関係の新しい方向性を探るために、その関係をデザインの変遷から俯瞰し、現在のデザインをマクロ視点から調査した。その結果、デザインの方向性として、「機能に従う形態」と「機能を与える形態」の二つの潮流があることを考察した。特に後者は、外的要因から生まれた形態に性能や使用などの機能を与えるもので、新規性が高く、今後のデザインの主潮として展開する可能性があることを指摘した。
その他(共著)2005年6月新規就農プロセスの分析と考察-新規就農を促すシステムとツールの提案1日本デザイン学会第52回研究発表大会概要集328-329
生活体験型ゲーム「農家の種」(2005)
本稿はわが国の新規就農支援の一助として、農業人口の底上げと新規就農者の増加のため、新しい就農プロセスとデザインの役割について考察した。KJ法とISM法によって就農を妨げる要因を分析した結果、「ノウハウ、費用、農地、農村との付き合い方、現実とのギャップ」という5つに分類することができた。これに「経営能力」を加えた6つの重み付けをおこない、農業への関心のレベルに応じた段階的就農モデルを作成した。
その他(共著)2005年6月生活体験型ゲーム「農家の種」-新規就農を促すシステムとツールの提案3日本デザイン学会第52回研究発表大会概要集60-61
本稿はわが国の新規就農支援の一助とするために、段階的に就農を促すためのシステムとツールの一例として、生活体験型ゲームを提案した。ゲームの目的はユーザに農業経営の仕組み、農地と作物の関係、農家の生活リズムの三点を学ばせることにある。そのシステムはPC用のソフトウェアと、そのソフトウェアと連動する携帯用デバイスから成り、PC上で各種のシミュレーションをおこない、デバイスを生活リズム時計として使用する。
その他(共著)2005年6月身体性の経験技術による共有と伝達日本デザイン学会第52回研究発表大会概要集174-175
本稿は身体性の経験技術による共有と伝達を円滑に図るため、人間の動き(加速度とリズム、タイミング)を総合的に表現し、他者に伝達するためのツールを制作した。調査の対象としてバットスイングを選定し、バットヘッドに3軸加速度センサを取り付け、熟練者の動きを数値データとして取得した。そのデータを波形として表示し、初心者の手本とした。その結果、表示の前後で明らかにスイングが上達したことを確認できた。
その他(共著)2005年11月A navigation system which gives moodsAbstracts of the International Design Congress 200517&CD-ROM
This paper discusses about the way of giving moods that people have on the route to their goal. We get the decision table of rough set from the questionnaire in which we ask what combination of state of each category makes us feel each mood, from the interview for examinees that are from 22 to 55 years old. As the result, we get the combinations as the decision rules of rough set and it is possible to propose the route for each moods based on the combination.
その他(共著)2005年11月New Direction for Function and Form in Product DesignAbstracts of the International Design Congress 200525&CD-ROM
This study has surveyed the historical changes of design thoughts and the relationship of function and form in present-day product design to examine the future direction of product design. In this research, the "form-gives-function" concept, a variety of factors, such as fashions and artistic factors or moods that surround the product, are deciding form. And the forms that are shaped are mounted with the functions of the product itself expressed as performances or functions for usability, differentiating it from other products.
その他(共著)2005年12月人格化ロボットに必要なデザイン仕様八王子産学公連携機構 第5回研究成果発表講演会/第5回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集130-131
本発表は人間とロボットのインタラクティブ・コミュニケーションの成立を目指し、「見立て」と呼ばれる人間の認知能力を利用し、ロボットの人格化に必要なデザイン要件を考察した。既存のロボットの事例をMDA-ORとISM法によって解析し、人格化に寄与する属性とその組み合わせパターンを明らかにした。その結果、外的属性重視パターンと内的属性重視パターンの二つの方向性を確認できた。
その他(共著)2005年12月物語マーケティングによる八王子市の多様性表現八王子産学公連携機構 第5回研究成果発表講演会/第5回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集190-191
本発表は物語マーケティングの手法を参考に、八王子市の有する多様な地域性とその関係を、容易に理解可能な表現にすることを試みた。事例分析の結果、八王子市の物語世界を表現するためには、ディズニーランドの例が参考となることが明らかとなった。そこで、「食、学園都市、伝統文化」という小さな物語世界を包含する物語世界モデルを作成した後、キャラクタの設定をおこなった。
その他(共著)2006年1月「見立て」によるインターラクティブシステム構築のためのデザイン要件情報処理学会研究報告2006-HI-11783-88
本稿は、人間の基本的な認知能力である「見立て」を利用し、ユーザに親近感を与えるパーソナルロボット「人格化ロボット」のデザイン要件を考察した。「人格化ロボット」とは、ユーザに「見立て」を誘発し、擬人化を促すロボットを指す。ラフ集合による分析の結果、ロボットの人格化に寄与する属性の組み合わせパターンを得ることができた。
その他(共著)2006年3月ドライブ時の気分を事例とした感情評価に関する考察言語処理学会第12回年次大会ワークショップ「感情・評価・言語と態度」69-72
本稿は、ドライブ時の気分に着目し、カー・ナビゲーション・システムを対象に、特徴的な「地点や区間」(スポット)を結び、気分を演出するルート検索システムの開発を目指し、ドライブ時の気分とスポットの関係を考察した。ラフ集合を用いた解析の結果、気分演出のためのスポットの属性値組み合わせを得た。特に、流動的な変動要素を含めた場合、固定的な要素に変化が起き、決定ルールが増加し、気分演出の幅が広がった。
その他(共著)2006年7月「見立て」によるインターラクティブシステム構築のためのデザイン要件Designシンポジウム2006講演論文集43-48
 
その他(共著)2006年10月PC周辺機器のためのデザインブランドの展開-(株)バッファローとの産学協同プロジェクト報告2005拓殖大学理工学研究報告Vol.9 No.317-26
 
その他(共著)2006年12月キャラクタから発想する八王子プロダクト-地場の歴史と伝統を活かすデザイン-八王子産学公連携機構 第6回研究成果発表講演会/第4回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集278-279
 
その他(共著)2006年12月サービスデザイン:BUFFALOの製品・技術を基盤とした新しいサービス・施設のデザイン-株式会社バッファローとの横断型産学協同プロジェクト2006-4八王子産学公連携機構 第6回研究成果発表講演会/第4回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集310-311
 
その他(共著)2006年12月スポーツの見所をデザインする八王子産学公連携機構 第6回研究成果発表講演会/第4回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集234-235
 
その他(共著)2006年12月情報メディアのエディトリアル・タイプに関する研究八王子産学公連携機構 第6回研究成果発表講演会/第4回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集150-151
 
その他(共著)2006年12月無線LANの用途開発とネットワーク・メディア・プレーヤーのためのインターフェイスデザイン-株式会社バッファローとの横断型産学協同プロジェクト2006-1八王子産学公連携機構 第6回研究成果発表講演会/第4回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集308-309
 
その他(共著)2007年3月八王子市指定有形文化財山車調査年次報告書(平成19年度)八王子市教育委員会11-22
本報告書は、八王子市教育委員会の委託により、同市の有形文化財に指定されている祭礼用山車と山車人形について、寸法と利用形態、所有町会の現状を調査した成果をまとめたものである。平成19年度は、追分町と八幡上町、八木町の3町会が所有する山車について調査をおこなった。
その他(共著)2007年6月2D design to 3D computer data for redesign change日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集292-293
 
その他(共著)2007年6月キャラクタから発想する『理系女子』デザイン日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集298-299
本研究は、理系を指向する女子の人数を増加させることを目的に、「理系女子」のイメージの向上に寄与する製品をデザインした。その手順は次のとおりである。まず、文献調査をもとに、憧れの対象としての「理系女子」キャラクタに必要な構成要素とその属性を設定した。次に、フィールドサーベイをおこない、現在の「理系女子」のファッションを分析した。以上の結果をもとに、3人の「理系女子」キャラクタを決定した。そして、それぞれが使用する携帯電話、携帯オーディオ機器、鞄をデザインした。
その他(共著)2007年6月クチコミサイトによる情報編集の分析-デザイン・メディアとその編集者に関する研究(3)日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集166-167
本研究では、性質の異なる3つの製品アイテムに関して、不特定多数のユーザがメディア編集者の役割を担うクチコミサイトに焦点を絞り、ユーザ・カテゴリごとにどのような情報編集の特徴がみられるのかを検討した。  数量化三類の結果からは、クチコミサイトが使用感や印象を主たる情報として編集している傾向が明らかとなった。ラフ集合の結果からは、製品アイテムやそのユーザカテゴリにより情報の組み合わせの特徴が異なっていることが確認できた。
その他(共著)2007年6月スポーツにおける見どころとコンテンツの関係日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集168-169
本研究の目的は多様なコンテンツを提供するための指針を得ることである。そのために、スポーツコンテンツを構成する要素を分析し、明かにした。スポーツコンテンツはスポーツ元来の魅力である試合と、多様な付加情報から成り立っている。競技と映像コンテンツの特徴となる試合の魅力は、見どころと展開からなるとした。結果、ある領域におけるコンテンツを充実させるためには、その領域における見どころとなる要素を抽出し、提供することが重要だということがわかった。
その他(共著)2007年6月デザイン認識にみるデジタルオーディオプレーヤの在り方日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集294-295
本研究は既報の知見とマーケティングの初期段階における調査をもとにデザインへの展開方法を提案した。まず、市場の現状とトレンドをマクロ的な視点から調査したことにより、今後のプロフィット・ゾーンの推定と、そこへ導くための新しいデザインのテイストを探った。そして、これらの知見をもとに新しいデザインの方向性を3つ設定し、提案を行った。ユーザの知識構造と形状認識の関係ならびにデザイン展開に必要なデザイン要件を抽出したことで、現在の多様なデザインにおいて的確に新しい造形を創出する際の一つの指標となり得ると考える。また、この方法と成果をプラットフォームとすることにより、他の製品に応用することも可能であり、その場合の基礎資料ともなり得ると考える。
その他(共著)2007年6月デジタルオーディオプレーヤにおける典型的製品との判定構造日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集172-173
本研究はデジタルオーディオプレーヤの典型的な製品といえるiPodを基準にユーザがどのような判定を行っているかを明らかにするためのものである。デジタルオーディオプレーヤのように多くの製品群の中にあって、他とは違う特徴ある製品を生み出すためには、効率のよい特徴付与のための方法を確立することが必要である。そのためには、デザイナーとユーザの両者の立場からみた特徴把握の方略とそこに寄与する判定の基準を明らかにするとともに、現在の多様なデザインにおいて、デザイナーの創出した形状が特徴として認識されているかどうかを判定する資料の提供が不可欠である。そこで、本研究はデザインに関する知識と音楽観という2つの立場からiPodを基準としたユーザの形状認識における判定構造を明らかにした。
その他(共著)2007年6月メディアとしてのロボットの特性とデザイン要件日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集174-175
ロボットは情報伝達能力が拡張されることでメディアとしての機能を持とうとしている。そこで本研究はメディア論の視点でロボットを捉えることで、ロボットの概念を拡張し新しい用途を提案した。そのために、ロボットとメディアの情報処理の仕方について調査し、その構造をモデル化した。そして、このモデルを用いてロボットとメディアを比較し、メディアのデザイン要件を抽出し、メディアとしてのロボットの特性を明らかにした。さらに、そのデザイン要件を用いてロボットの用途提案を行った。これにより、ロボットの概念を拡張し、ロボットの新たな用途開発の指針を示すことができたといえる。
その他(共著)2007年6月メディアとしてのロボットの用途提案日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集296-297
ロボットは情報伝達能力が拡張されることでメディアとしての機能を持とうとしている。そこで本研究はメディア論の視点でロボットを捉えることで、ロボットの概念を拡張し新しい用途を提案した。そのために、ロボットとメディアの情報処理の仕方について調査し、その構造をモデル化した。そして、このモデルを用いてロボットとメディアを比較し、メディアのデザイン要件を抽出し、メディアとしてのロボットの特性を明らかにした。さらに、そのデザイン要件を用いてロボットの用途提案を行った。これにより、ロボットの概念を拡張し、ロボットの新たな用途開発の指針を示すことができたといえる。
その他(共著)2007年6月地域教育のための物語創作の枠組みづくり日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集170-171
筆者らは『「8人の王子」創作童話コンテスト』をケース・スタディとして、地域教育のための物語創作の枠組みづくりを試みた。まず、八王子の歴史や文化について基礎調査をおこなった。次に、その成果をベースに、物語のキャラクタや時代設定、舞台となる場所、八王子のイメージ、物語の種類の5つの項目とそれぞれの属性を設定した。大学生3名が個別にコンテストに応募した結果、水谷作「詞(ことば)」が優秀賞2編のうちの1つに選ばれた。他の2名の作品も初めて物語を創作したものとは思えない完成度を有しており、当初の目的であった「初心者に対する物語創作のサポート」と「地域の歴史や文化の理解」について、一定の効果があったのではないかと考えている。
その他(共著)2007年6月無線LAN及びネットワークストレージを利用したサービス日本デザイン学会第54回研究発表大会概要集300-301
 
その他(共著)2007年12月「八王子物語」から八王子ものづくりへ八王子産学公連携機構 第7回研究成果発表講演会/第5回はちおうじ企業・地域活性化アイデア発表会 要旨集336-337
本稿は、八王子市を調査対象として、物語から商品開発やデザインを発想するための仕組みづくりを試みたものである。まず、物語の構造に関する既往の研究を分析し、それをもとに八王子市の歴史にもとづく物語を創作した。次に、創作した物語をもとに、新たな商品開発のための要件を探り、枠組みの構築を試みた。
その他(共著)2008年3月八王子市指定有形文化財山車調査年次報告書(平成20年度)八王子市教育委員会19-42
本報告書は、八王子市教育委員会の委託により、同市の有形文化財に指定されている祭礼用山車と山車人形について、寸法と利用形態、所有町会の現状を調査した成果をまとめたものである。平成20年度は、元横山町と南町、日吉町、八幡町一・二丁目、本町の5町会が所有する山車と人形について調査をおこなった。
その他(共著)2008年6月PC周辺機器に関する問い合わせ内容にもとづくデザイン戦略構築-カスタマーサポートセンターへの問い合わせデータによるデザイン戦略の構築-2日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集188-189
本研究では,サービスの枠組みに基づき,PC周辺機器メーカが提供可能な製品とそれに付帯するサービスを提供するため,サービスをAccess、Connect、Re-Connectの3段階を設け,各段階のサービスをひとつにするシステムをPC周辺機器メーカにおけるデザイン戦略とした。無線LANルータに対する顧客の要望の中には,OSやプロバイダといった設置機器との対応関係や,通信範囲といった使用する環境との対応関係に関するものが多くみられた。ネットワーク関連機器において,顧客の「分からない」の構造が同じであるといえる。カスタマーサポートおいて,顧客がどのような操作を行なうのかの調査を行った結果,「何が分からないのかが分からない」状態である顧客を支援するサービスを提案した。
その他(共著)2008年6月PC周辺機器に関する問い合わせ内容にもとづく顧客の要望抽出-カスタマーサポートセンターへの問い合わせデータによるデザイン戦略の構築-1日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集186-187
本研究では,カスタマーサポートセンタに集まる製品へのクレームや質問が,自社製品に対する意見・要望であり,一般的な市場調査にもとづくものとは異なる顧客を支援するための様々なリソースを含んでいると考え,この問い合せデータを,顧客を支援する新たなサービスの企画・設計段階へとフィードバックさせるため,1)問い合せ内容の質的分類による顧客の要望の抽出,2)対象となる顧客を明確に把握するため顧客の特性抽出,をおこなった。問い合せの件数が多い無線LANルータを事例に,顧客からの問い合せ部分を数量化理論3類によって解析した。結果,その性質から大きく2つのグループに大別できた。
その他(共著)2008年6月PC周辺機器に関する問い合わせ内容に対する回答にもとづく製品のデザイン要件の抽出-カスタマーサポートセンターの回答の構造化による設定方法のデザイン-1日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集190-191
本研究は、PC周辺機器メーカーのカスタマーサポートセンターに集積する回答を分析し、その構造化とデザイン要件の抽出を試みたものの第1報である。
その他(共著)2008年6月伝統的都市祭礼の中の象徴的モノについて-八王子祭山車はどのように認識されているか日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集236-237
本報告は、祭礼時において、人工物が組織や人の動きとどのように連動しているのか、また、人々はその人工物をどのように認識しているのかを考察するものである。研究対象は、例年8月初頭に開催される「八王子まつり」において中心的な役割を担う山車である。今回は、上地区を対象とした市委託調査の初年度の成果をまとめた。同祭礼の基本形は、上地区の鎮守である多賀神社の祭礼に、各町内の山車の曵き廻しが加わったものである。祭礼の中心は神事であり、神輿に移った多賀神社の祭神の動きである。その一連の形が信仰心とともによく継承されている。今後も調査を継続し、山車の形態の記録を続ける。
その他(共著)2008年6月問い合わせに対する回答にもとづくPC周辺機器のデザイン戦略ーカスタマーサポートセンターの回答の構造化による設定方法のデザイン-1日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集306-307
 
その他(共著)2008年6月高学年児童を対象とした地域性を有する物語創作の試み-物語を軸とした地域教育とデザイン日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集234-235
本研究は、小学校高学年の地域教育をとおして、地域資源に根差した多様な物語のデータベースを構築し、それをデザイン発想の源とするための枠組みを構築しようとするものである。本稿では、東京都八王子市をケーススタディとした物語創作ツールの試作と検証について報告した。文献調査と予備実験をもとに、高学年児童向けの物語創作ツールを作成した。ツールは4枚の物語作成シートからなり、記入の目安として番号をふってあるが、どこからはじめても、書き換えも自由である。検証の結果、比較的短時間で物語が創作され、ツールの有効性を確認した。今後は、被験者の数を増やし、創作物語のデータベース化を進めていく。
その他(共著)2009年3月八王子市指定有形文化財山車調査年次報告書(平成21年度)八王子市教育委員会29-44
本報告書は、八王子市教育委員会の委託により、同市の有形文化財に指定されている祭礼用山車と山車人形について、寸法と利用形態、所有町会の現状を調査した成果をまとめたものである。平成21年度は、三崎町と大横町、中町の3町会が所有する山車と人形について調査をおこなった。
その他(共著)2009年6月中学年児童を対象とした地域性を有する物語創作の試み-物語を軸とした地域教育とデザイン(2)日本デザイン学会第56回研究発表大会概要集334-335
本研究は、地域学習としての物語づくりを目的として、中学年児童向けの物語創作ツールをデザインしたものである。最終的なツールを八王子市内の小学校の協力を得て検証した結果、身近な地域を舞台とした多様な物語がうまれ、一定の効果を確認した。
その他(共著)2009年6月八王子の山車文化を学ぶ映像コンテンツ日本デザイン学会第56回研究発表大会概要集332-333
本研究は、八王子の山車まつりに関する地域学習の教材として、アニメーション作品を制作するものである。制作にあたり、八王子市南町の山車巡行に参加し、調査をおこなった。制作した作品は、囃子の定番的キャラクターである「ひょっとこ」と「きつね」の質疑をとおして、巡行の道具や意味を紹介するものである。
その他(共著)2009年6月八王子旧市街上地区の祭礼にみる服飾デザイン日本デザイン学会第56回研究発表大会概要集188-189
本研究は、八王子旧市街上地区の祭礼にみる服飾デザインについて調査したものである。その理由は、服飾デザインが地域意識と密接に関わっているからである。その結果、その服飾デザインには、裃の導入がものがたる祭礼の演出や、揃いの浴衣や袢纏の減少が示す地域性の希薄化、登録袢纏にみられるデザインの実用性、伝統を伝える鳶職人の役割などを確認することができた。
その他(共著)2009年6月埼玉の山車文化を学ぶボードゲーム日本デザイン学会第56回研究発表大会概要集336-337
本研究は、この多様な山車文化を次代へ伝えるための教材として、ボードゲームを制作した。なお、制作にあたり、山車まつりとドイツ製テーブルゲームの調査に取り組んだ。調査の分析を踏まえ、ボードゲームを制作した。その内容は、山車まつりの共通項である、曳き手、奉納酒、巡行、方向転換について競うものである。子供にも遊びやすくするため、アイテム整理用のサブボードを導入した。検証の結果、小学校高学年児童から大人まで、楽しく遊んでもらうことができた。よって、現状でも一定の教育効果が期待できると考えている。
その他(共著)2010年7月八王子市南町の山車巡行にみる都市祭礼の現状と課題日本デザイン学会第57回研究発表大会概要集232-233
本研究は、都市の祭礼文化の継承をデザインによってサポートする試みの一環として、八王子市南町の山車巡行を調査対象に現状と課題を把握したものである。南町は、深刻な町会員の少子高齢化によって、祭礼組織に町外者を受け入れる対策を講じており、都市の祭礼の継承問題を検討するに適当な調査対象と考えられる。調査の結果、次のとおり考察した。今後、短期的には應神睦の会員数を維持していくことが求められる。しかし、今後ますます睦役員の高齢化が進むこと、次代を担う若手の町会員が限られていることを踏まえれば、これまで以上に「個人的な友人関係」による巡行協力者を獲得していく取り組みが重要となるだろう。
その他(共著)2011年3月八王子市指定有形文化財山車調査報告書(一般頒布版)八王子市教育委員会巻末作図担当
本報告書は、八王子市教育委員会の委託により、同市の有形文化財に指定されている祭礼用山車と山車人形について、寸法と利用形態、所有町会の現状を調査した3年間の成果を、一般配布用に一冊にまとめ、限定数を販売したものである。内容は、八王子市の追分町、八幡上町、八木町、元横山町、南町、日吉町、八幡町一・二丁目、本町、三崎町、大横町、中町が所有する山車と人形について解説している。
その他(共著)2012年6月「八王子いちょう祭り」のサウンドスケープ・デザイン日本デザイン学会第59回研究発表大会概要集10-11
 
その他(共著)2012年6月中国の伝統的手工芸品「布老虎」に関する意識調査日本デザイン学会第59回研究発表大会概要集4-08
本稿は、現代生活にあった布老虎のデザインを考える前段として、研究代表者の出身地である山東省で実施した2つの調査について報告した。まず、若者が布老虎をどのように認識しているかを明らかにするために、中国人大学生に対して意識調査をおこなった。次に、7名の作り手から布老虎を収集し、そのうち3名に対して聞き取り調査をおこなった。その結果、布老虎のデザインは、型紙を核として継承される手本を、作り手が自身のこだわりによって手直ししたものであることを理解した。
その他(共著)2012年6月地域学習ワークショップ『わんぐらをつくろう!』の提案日本デザイン学会第59回研究発表大会概要集4-07
 
その他(共著)2013年6月地域イベント「八王子いちょう祭り」を支援するサウンドバムの提案日本デザイン学会第60回研究発表大会概要集422-423
 
その他(共著)2013年6月知的障がい者のための歯磨き支援アプリケーションの開発日本デザイン学会第60回研究発表大会概要集428-429
 
その他(共著)2014年6月知的障がい者および特別支援対象児のための歯磨き支援アプリの開発日本デザイン学会第61回研究発表大会概要集C7-03(J-Stage)
 
その他(共著)2015年6月知的障がい者のための歯磨き支援アプリ「いっしょにはみがき」のデザイン日本デザイン学会第62回研究発表大会概要集PA1-02(J-Stage)
 
その他(共著)2019年7月「地域×大学生」が未来をひらく 実践! まちづくり学 拓殖大学編大空出版10-13, 58-77
 
その他 1994年10月Eileen Grayのデザインにみる日本の影響について日本デザイン学会第41回研究発表大会概要集107
アール・デコ様式の代表的装飾デザイナーであるEileen Greyの活動を取り上げ、家具や装飾品の表面装飾に表れた日本の影響を明らかにした。
その他 1995年10月Greene and Greeneのインテリアデザインにみる日本の影響とその歴史的意義日本デザイン学会第42回研究発表大会概要集176
バンガロースタイルの代表的建築家であるグリーン兄弟のインテリアデザインに表れた日本の影響とその歴史的意義を考察した。
その他 1996年10月1893年から1900年迄に発行された「ステューディオ」にみる日本関連記事日本デザイン学会第43回研究発表大会概要集14
家具に関するジャポニズム研究の一環として、1893年にロンドンで創刊された月刊美術評論誌『ステューディオ』に掲載された、創刊(1893)年から1900年までの日本に関する記事を考察した。
その他 1996年10月ジャポニスム研究の系譜と展望拓殖大学理工学研究報告 Vol.5 No.4334-344
ジャポニスム研究において比較的手薄だった、住生活にもっとも密接な家具の領域でのジャポニスム論の構築を目指し、これまでの研究の流れと現状を概観し、今後の展望を探った。その結果、日用品を中心にデザイン史におけるジャポニスムを研究することは有効であることを指摘した。
その他 1997年10月1901年から1910年迄に発行された「ステューディオ」にみる日本関連記事日本デザイン学会第44回研究発表大会概要集142
家具に関するジャポニスム研究の一環として、1893年にイギリスで創刊された月刊美術評論誌『ステューディオ』に1901~1910年にかけて掲載された日本に関する記事を考察し、欧米にもたらされた日本の情報について明らかにした。
その他 1997年10月Asian lmage Evaluation on Japonisme Style Furniture DesignBulletin of Second Asian Design Conference825-830
欧米の家具デザインに指摘されるジャポニスムの妥当性を検証する一環として、日本人学生と韓国、台湾、中国人留学生各15名による上記の家具デザインの印象評価とその分析をおこなった。その結果、日本的とされている意匠的特徴のなかに、近隣諸国に共通するものが含まれていることを指摘した。
その他 1997年10月デザインにおける民族性に関する研究日本人学生、韓国、台湾、中国人留学生を対象とした家具の印象評価とその分折拓殖大学理工学研究報告 Vol.6 No.255-62
デザインにおける民族性を明らかにすることを目的として、日本人学生と韓国、台湾、中国人留学生を対象とした家具の印象評価とその分析を行った。その結果、日本学生のイメージ構造は留学生と異なっており、特に家具の重量に対する感覚は特徴的であることを指摘した。
その他 1998年10月Articles on China in The StudioBulletin of Third Asian Design Conference947-952
19世紀末から20世紀初頭の西欧のデザイン思潮に極東が与えた影響を明らかにする一環として、芸術雑誌『ステューディオ』掲載の中国を題材とした記事の内容を分析した。その結果、『ステューディオ』誌は、中国の陶磁器や漆器、それらと生活との関わりについてはほとんど触れておらず、中国の伝統とデザインの装飾性に注目していたことを指摘した。
その他 1998年11月ジャパン・ソサイエティの初期の活動と『ステューディオ』誌について日本デザイン学会第45回研究発表大会概要集42
 
その他 1999年10月ジャパン・ソサエティの初期の活動と『ステューディオ』誌について拓殖大学理工学研究報告 Vol.7 No.241-48
『ステューディオ』誌の日本に関する記事の執筆者と、1892年にロンドンで設立されたジャパン・ソサイエティの初期の活動との係わりを考察した。その結果、ジャパン・ソサイエティは情報源として重要な役割を担っており、その信頼性の高い研究成果が『ステューディオ』誌をとおして世界中の読者に伝えられたことを指摘した。
その他 1999年10月日英博覧会出品の日本美術・工芸品に対する『ステューディオ』誌の視点日本デザイン学会第46回研究発表大会概要集198-199
19世紀末から20世紀初頭にかけて展開した西欧のデザイン運動と日本の関係を明らかにする一環として、日英博覧会に出品された日本美術・工芸品に対する『ステューディオ』誌の視点を考察した。
その他 2000年10月既往の研究にみるビクトリア朝後期イギリスの日本イメージの比較考察日本デザイン学会第47回研究発表大会概要集22-23
ヴィクトリア朝後期イギリスにおける日本美術・工芸品の情報とイメージを明らかにする一環として、当該期イギリスの日本イメージを主題とした既往の研究を通覧し、筆者がこれまでに発表してきた『ステューディオ』誌掲載の日本に関する記事の分析を踏まえて考察した。
その他 2001年10月Charles Holme,his personal history and main activitiesBulletin of The 5th Asian Design Conference46, CD-ROM
『ステューディオ』誌創刊者チャールズ・ホーム(1848-1923)の思想を形成した要因を明らかにするために、彼の経歴と主な活動について調査・分析した。その結果、形成要因として、郷士という所属階級や、ジェントルマン精神の涵養、日本文化に詳しいデザイン関係者との交友、アーツアンドクラフツ運動の思想への共感などを指摘し、それらの関係を示した。
その他 2001年10月創刊当初の『ステューディオ』誌の編集方針日本デザイン学会第48回研究発表大会概要集8-9
 
その他 2004年6月デザイン・メディアの様態に関する一考察日本デザイン学会第51回研究発表大会概要集206-207
本稿は、デザイン観の形成に密接な関わりを有すると考えられるメディアとその編集者の役割を明らかにする一環として、現在のデザイン・メディアの様態について考察を試みた。まず、ホームページや雑誌、テレビ・ラジオなどの既存の情報メディアに加え、ショップやユーザを含めてデザイン・メディアと定義した。そして、メディアには編集者によっていくつかのファンクションが設定され、特徴や差異を生み出していると指摘した。
その他 2005年6月農業専門図書館「IGUNE」-新規就農を促すシステムとツールの提案2日本デザイン学会第52回研究発表大会概要集58-59
本稿はわが国の新規就農支援の一助とするために、段階的に就農を促すためのシステムとツールの一例として、新しい農業専門図書館を提案した。立地は調査地である宮城県加美郡加美町に設定した。同図書館は、農産物直販所と農業専門図書館、農業相談窓口の三つの役割を有しており、来館者の関心の度合いに応じて、段階的に農業知識に触れることができるようになっている。また、町民と観光客との情報交換の場としても機能する。
その他 2006年7月物語から発想するデザイン手法の事例分析Designシンポジウム2006講演論文集39-42
 
その他 2008年6月問い合わせ内容にもとづくPC周辺機器のデザイン戦略ーカスタマーサポートセンターへの問い合わせデータによるデザイン戦略の構築-3日本デザイン学会第55回研究発表大会概要集304-305
 
その他 2017年3月ロンドン留学報告2015-16拓殖大学理工学研究報告 Vol.14 No.237-46
 
その他 2017年10月昔話を題材とした総合学習ツール『とんとんならべ』の開発Bulletin of Asian Design Culture Society ISSUE NO.11459-466
 

学外活動業績
本学以外の機関(公的機関・民間団体等)を通しての活動
2007年4月~2009年3月東京家政学院大学 非常勤講師
2007年4月~2009年3月八王子市指定有形文化財山車調査団
2010年4月~  由井市民センターみなみ野分館「ふるさと資料室」展示サポート
2010年4月~2012年3月大学コンソーシアム八王子産学公連携部会 副部会長
2011年4月~2014年5月南町一本柱人形山車復元委員会 専門委員
2012年9月~  デジタルハリウッド大学 非常勤講師
2014年4月~2014年9月東京家政学院大学 非常勤講師
2014年10月~2015年3月八王子市シティプロモーション戦略の推進に関する懇談会
2015年4月~2015年8月八王子市立高尾山学園学校運営協議会 会長
2016年9月~  八王子市立高尾山学園学校運営協議会 会長
2020年10月~2022年3月旭町・明神町地区周辺まちづくりの検討に係る懇談会 委員
2022年9月~2023年2月「みんなで考える都市型広場ワークショップ」アドバイザー
学会・学術団体等の活動
期間 区分 学会・団体名、役職名等
2001年1月~2002年12月学術団体等日本デザイン学会 選挙監理委員
2002年1月~  学術団体等日本デザイン学会 評議員
2002年10月~2008年6月学術団体等日本デザイン学会 家具・木工部会 幹事
2005年3月~2006年3月学術団体等日本デザイン学会 企画委員会 幹事
2006年4月~2009年3月学術団体等日本デザイン学会 理事
2009年3月~  学術団体等第 1 回 日本人間工学会感性情報処理・官能評価部会・日本知能情報ファジィ学会関東支部共催 学術講演会「感性からデザインへ」講演「デザインで地域教育をサポートする」
2009年10月~  学術団体等第63回学術講演会ファジィフロント(日本知能情報ファジィ学会関東支部,日本人間工学会感性情報処理・官能評価部会)講演「八王子の地域教育をデザインする」
2009年12月~  学術団体等日本人間工学会関東支部第39回大会シンポジウム「感性とデザイン」講演「子供たちと地域をつなぐ教育ツールのデザイン」
2012年4月~2016年3月学術団体等日本デザイン学会 特設理事
2013年6月~2014年3月学術団体等日本デザイン学会 選挙監理委員 委員長
2014年11月~  学術団体等日本デザイン学会デザイン学研究特集号Vol.21 No.4「フィールドワーク再考」責任編集
2016年4月~2018年6月学術団体等日本デザイン学会 理事(企画委員会 委員長)
2018年6月~2020年6月学術団体等日本デザイン学会 理事(第2支部 副支部長)
1992年~  受賞「円と正方形による家具」大学家具インテリア秀作展入賞(財団法人大川家具工業会主催)
2004年11月~  受賞日本デザイン学会 研究奨励賞
2020年6月~2022年6月学術団体等日本デザイン学会 特設理事(企画委員会 副委員長)
2022年7月~2024年6月学術団体等日本デザイン学会 理事(企画委員会 委員長)

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